見出し画像

真菰と精麻と絹と


2023年が明けて最初の蚕しごとは
小田原は下曽我での糸繰りでした

「真菰×真麻×絹でつくるドリームキャッチャーWS」

新年にふさわしい催しです

梅林からの富士山


わたしと真菰、というか真菰の伝道師まゆみさんとの出会いはまた詳しく書きたいと思います
(書き切れるかしら、というくらい真菰もまゆみさんもドラマチック笑)

元村長さんのお宅だったという立派な古民家の一室をお借りしてさっそく糸繰りからはじめます

神棚も立派です
お邪魔いたします

体験用に糸繰り機も持参しましたが
今回のドリームキャッチャーに使う糸は
繭から直接指を使ってよりあげる「ずり出し」という方法にしました

5個の繭から糸を出して1本にまとめます


たんぱく質がまだまだ残っているのでそれほど強くよらなくても糸同士がくっついてくれます

使用する糸の長さが2メートルほどと短いことと、自分の指の感覚で適度な太さにできることが利点です

5本まとめても1ミリ程の太さの糸を
撚り合わせていきます
座繰り機でも糸繰りして頂きました

次は真菰のしめ縄を作っていきます
私は藁でしめ縄を作ったことはありましたが
もちろん真菰は初めてです
湿らせた真菰はきゅっと締めやすく、藁より出来上がりが綺麗に見えましたが

真菰を10本ほど選ぶところからスタート

あとでまゆみさんに伺うと
藁でも真菰でも出来上がりは前準備をいかに丁寧にするかにかかっているそうです

スルスルと真菰を編むまゆみさん
毎年しめ縄飾りを作っている彼女は
さすがの手際のよさでした

3本の縄をさらに1本に撚り、輪っかにします
真菰部分は完成!

ここからドリームキャッチャーの部分、しめ縄の中に絹で網を編んでいきます

これがなんとも、、、
単純な作業なのに何故かわからなくなる、、
下から入れて輪っかに入れて、測った場所に止まるように、、、、

頭ではわかっていても思ったようにはならず
ここが1番時間がかかりました

器用な皆さま、黙々と

蜘蛛の巣のように
でも蜘蛛の巣のように緻密にはいかず

皆で蜘蛛ってすごいね〜と感心しながら
手を進めます

外側から内側へ
糸を通していきます

絹、真菰、いよいよ最後の精麻です 
これも私は初めて扱う素材でした
おにぎりを包む経木のような精麻をピリピリと割いてドリームキャッチャーにつけていきます

同じように取り組んでいても
同じにならないのがものつくりの面白さで

特に精麻をつけたら一気にそれぞれの方の個性が出てきたように思います

私のバランス

あとは精麻を好きな細かさまでほぐす作業ですが、これは各自持ち帰って楽しむことになりました

軍手で割くようにほぐしていくと
硬い精麻がどんどんしなやかに柔らかくなっていきます

精麻には撫でることで
身の祓い清めにもなるとか

それを聞いてから真菰と絹のエネルギーについてちょっと調べてみたところ

真菰は「陰」エネルギーで水の化身
大麻は「陽」エネルギーで太陽の化身
陰陽統合
(空間浄化のパワーが増し増し)

麻、綿など天然素材には土のエネルギーがあり
絹は土のエネルギーに加えて
金のエネルギーを持つ

(金運上昇、ステータス運上昇)

と、調べれば調べるほど凄そうなお三方…
改めて貴重な機会に感謝です

参加者の皆様は偶然とものつくりや自然に触れる機会が多い方ばかりで共通項も多く

いろいろな場所でまたお会いできそうな予感がしました

参加者の皆様
ありがとうございました!

小田原は梅が有名で、たけのまで販売してる梅干しや梅酢なども小田原のものです

また梅の頃に、今度は真菰の畑も見学できたらと思います

またきまーす!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?