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美術家はSNSを育てていく方が自由に食っていける可能性が高い話。


初回2020/1/27


こんにちわ。

今回のブログはこの内容の続き。さらに深く掘っていけたらと思います。
このツイートです。▼

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このような内容をツイートしました。

なぜ百貨店のギャラリーで展示したいと思ったのかと言うところからお話しできたらと思います。

▼このような流れで話を進めます▼
①なぜ百貨店を目指したのか?
②百貨店で個展をしてみて?
③なぜSNSなのか?
④うまく利益作る?

①なぜ百貨店を目指したのか?

僕は大学時代に絵で食っていきたいと思ってから、就活は全くせずに大学出てからの制作や絵の内容についてばかり考えていました。とりあえずバイトしながら制作するという手段しかなかったのですが、早めにそこから脱出したいと思っていました。「作品を売る」という意識はかなり強かったと思います。

とりあえず絵を売るためには、個展を開催したりや展覧会に作品を出品しないと売れないと言うことだけはわかっていたので、どこでどういう風に活動するのが良いのかいろんな展覧会を見て回りました。その中でもアートフェア東京と百貨店での展覧会はセールスが良くて、なおかつ自身のキャリアとしても魅力的だなと思いました。それらに出展できる程の作家ならばお客さんも信用してくれるから作品も売れるはず!という風に思いました。

確実に売り上げが出せそうなところは百貨店だと思ったのが始まりです。(当時はアートフェア東京にはすぐに出品することは難しいだろうと思いました)

*追記*それからアートフェア東京に出展している画廊やギャラリーの中で自分の作品に興味を持ってもらえるようなところをリサーチしまくりました。その中で当時百貨店で展示している作家は画廊やギャラリーの取扱作家さんが多いということを知りました。百貨店で展示するためには画廊やギャラリーとの関係性を持つ必要を感じるようになり、それからいくつかの画廊とギャラリーにアポをとり、作品を見ていただきました。

②百貨店で個展をしてみて。

それからある画廊さんと一緒に仕事できるようになって、というか良い繋がりが生まれて、少し時間が経ってから百貨店での個展の話をいただきました。

百貨店での展示は作家の意図や世界観を表現するという展示ではなく、完全お客さん目線に立った商品としての見せ方の意識が強いです。

もちろん作家によって変わると思いますが、実際、百貨店では作品が売れる確率は高いのではないかと思います。しかし売上の3割が作家の取り分となるので「これだけっ!」という感じです。ちょっと虚しさがありました。


**売上に対して百貨店(約30%)+画廊(約30%)+作家(約30%) **

*全ての百貨店でこのような配分なのかは不明です。参考までに。


なので関わってくださる方が増えれば増えるほど手数料が大きくなるわけです。


③なぜSNSなのか?

まず画家や美術家が個展やコンペ等の展示を行って活動していくのはキャリアの積み重ね(信用の獲得)販売機会の獲得が主な目的であることが多いのではと思います。広報(認知、周知)としての意味もあるかと思いますが、ここでは言及していません。

美術家としてのキャリアを積むことによって信用は蓄積されていくと思いますが、ポイントは他者からの評価です。

キャリアの積み重ね(信用の獲得)販売機会の獲得
▷他者からの評価
が重要

⬇︎

なぜ上記が必要になるかというと

高額な作品を販売することになるため
(美術作品は高額になりやすい)

〈さらに細かく説明〉
キャリア(信用)を積む➡︎後々獲得できる利益は大きくなりやすい。(大きな利益)*時間がかかる
販売目的➡︎今売る(小さな利益)*即効性
*信頼に足るレビュアーがいるととても強い

少しわかりにくかったかもしれませんが、個展やコンペ等の活動は上記のような展望を持って行っておられるものと推測します。

話を戻してなぜSNSなのか?


要するに美術作品は高額な商品になることが多いので、高額で販売できる理由を作っています。でもそれは美術作品を販売するというスタンスの弊害とも取れます。
(否定しているのではありません。この活動死ぬほど重要です)


では低価格で販売できるものはないのか?という事を考えてみましょう。ということが言いたいのです。

これは体験談も踏まえてなのですが、

ファンだからといって必ずしも高額な美術作品が買いたいというわけではない。

です。


あなたの作品のファンがいて、その方の何の部分を救ったのかを理解すれば違う媒体でも作品(商品)が作り出せるはず。

人の何の部分を救ったのか理解する

⬇︎
この部分を最大限に活用してSNSを育てます。
(フォロワーを獲得していくという事)

フォロワーは少なくても良くて、しかし興味の熱量が高いフォロワーさんを獲得していくことが条件。

SNSだったら何でも良いと思います。

SNSの運用はファンの方の興味に刺さる様な内容の投稿が良い
ファンの期待に応え続ける日々を送ること。

⬇︎

それがSNS上での信用となり、あなたのSNSには一定の興味を持った方々が集まることになります。(信用の蓄積)


④うまく利益を作る?

そして最後の部分。正直これは僕も実験中なので、イメージとして理解していただけたらとおもいます。

結論としては自分のコンセプトに合った提供できる商品を欲しい人に出来るだけたくさん簡単に売る方法です

ここで育てたSNSを使いたい。

先程伝えたSNSで熱量の高いファンにあなたのコンセプトに合った提供できるモノを販売します。

大切なことは。

販売するものは満足度が高いモノ(フォロワーの興味に刺さるもの))
*ファンを落胆させてはなりません

ここで販売するものは発表している作品ではなくて、自身の作品集や作品ができるまでのストーリーとか自分の制作意図・解説などをのせた電子書籍また有料noteなどが効率良いのかも。価格は初めは安くても良いのではないのでしょうか。

グッズという感覚で販売するよりは、思考の断片を販売するイメージ。

制作活動を行ってきたからこそ発信できること

ここでフォロワーが100と100万では大きな違いが出ますし、またフォロワーの熱心度によってもかなり売上が変わってくると思うのでどういうフォロワーさんがついておられるのかが鍵になりそうです。

おそらく少ないフォロワーでも熱心な方々が多いほうが購入していただける確率は高いのではと思います。


ただ忘れてはいけないことは

リアルでの自分の作品や活動のコンセプトがしっかりあって初めて効果の出る活動です。(中身がないと提供できる価値が作りにくい)

*偽りやステマは信用を落とすことになりますのでお勧めしません。

以上です。

③と④の部分少し経ったら更新します。

ご覧いただきましてありがとうございました!

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おうち時間を工夫で楽しく

京都府在住。画家(アクリルor膠彩画)。現代社会に生きながら、人々の痕跡を見て暮らしています。人が沢山いる所に居ても、なぜか寂しくなるだけ。だから『何か』をして楽しみたい!というのが行動動機です。