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2024年の周年祭を終えて

 先週末に、1166バックパッカーズの周年祭を行いました。関わってくださった皆様、ありがとうございました。2010年10月に開業したので、これで15年目の営業に入ります。

マスク外したぞー!頭のなかは楽しいことでいっぱいだぞ!という気持ちを込めて

周年祭とは何なのか

 初めの頃、あまり本質について考えたことがなく、ただお祭り気分だったけれど、よくよく考えるとこれは意外と難しい問い。数年前に行き着いた答えは周年祭はただのお祭りではなく、感謝祭だと言うこと。

主な対象者

× フライヤーを撒いて、たくさんの人に来てもらう
○ SNSなどで告知しそもそも情報を追いかけている人に来てもらう(ただし、同じ町内に住む年齢層の高い人たちにも情報が届くように、町内はポスティングする)

10年ほど前の周年祭で、一人1回射的ができるコーナーを設けた。景品は缶バッチ、マスキングテープや手ぬぐい、限定で作っていたご朱印帳など全て1166bpのオリジナルのもの。そしてその年はフライヤーも印刷した。すると当たり前だけれど、初見のひとも多く訪れる。会場に居合わせた馴染みの彼らは「いいよいいよ、ぼくの射的のチケットもあげる!」と初見の人たちに優しく接し、結局その方が商品を両手に抱えて帰って行った。その光景にモヤモヤした。全く知らない人がくるきっかけを作りたいと言うよりも、いつも関わってくれている人にお礼が言いたい、そして"一緒に"何かを成し遂げたい。

人が集えば、またそこに人が集ってゆく

誰に出店してもらうのか

△ 集客できそうな人に出店してもらう
○ 1166bpと関係の強い人に出店してもらう

元スタッフやよく遊びに来てくれる近所の方がエプロンをつけ店に立つが、気がつけばそのまま他のブースで飲食をしていたり。そういう緩やかな状態が1166bpらしいと思う。同窓会の会場のような、もしくは気の合う人と知り合える場所のような。

コーヒーを待っているスタッフと元ヘルパー、コーヒーを淹れる元スタッフ

誰に関わってもらうのか

△ その道のプロにお願いする
○ 1166bpと関係の強い人に、この日はホスト側に立ってもらう

 
今年も、ときどきイベントに顔を出してくれる近所に住むマッスーくんが写真を撮ってくれ、お世話になっている電気工事士さんが打ち上げのお蕎麦を打ってくれ、元保育士である元ヘルパーちゃんが子供の工作コーナーを担当してくれた。プロではないけれど、みんなが自分の特技を持って、ホスト側になってくれる

子供が遊べるコーナーが多い。子供がいると、大人も和む。
ラウンジで打った蕎麦を食べられるのは年に一度のこの日だけ。朝から手伝った関係者の特権!

どういう時間を紡ぎたいか

 卒業した元スタッフも引き続き長野と、1166bpと繋がっていてほしい。そして、いつもはイベント参加にくるご近所さんや泊まりにくるゲストに、その日はホストになってみてほしい。そして同じ町内に住む人たちにとっては、なかなか足を踏み入れる機会の少ない宿泊施設だけれど、この日はお子さんを連れて遊びに来たり、気軽に中を覗ける日になってほしい。
 ということで、関わってくださった皆様、これなくても遠くで気にしてくださってる皆様、いつか来てくれる皆様に感謝。ありがとう。

1998長野冬季五輪の際の半纏を着せてもろた飯室

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