見出し画像

2023周年祭を終えて

 例年同様に10月は慌ただしくすぎていった。特に今年はインバウンドも好調で、平日・週末の差がほとんどなくお客さんが来てくれている。ありがたい。という前置きをしているのは、今更ながらに先月末の周年祭を振り返ろうとしているから。

秋の香り

 2010年の10月。もちろん開業するからにはお客さんに来てもらおうと考えていたが、とりあえずはゲストハウスをここでスタートすることが目標になっていた。石橋をしっかり叩いてから歩みを進める性格なのもあって、開業してからは特段大きな苦労もなくお客さんが来てくれた。もちろん小さな悩みは都度あったが、乗り越えた今になって振り返ると些末なもの。門前の秋の香りで、そう言った諸々を思い出し、ノスタルジックな気分になる。

2010年9月。この建物を借りた直後の様子

13周年

 季節が巡り、1166バックパッカーズは13歳になった。人間で言うと中学1年生。日々は大きく変化していないが、こうして考えると実に大きく成長したもの。
 今年、ともに周年祭の準備をしてくれたスタッフは、元教員のひろこちゃん、18歳の頃に自転車旅で泊まりにきてくれたシゲちゃん、いつか自分のゲストハウスをと考えているえっちゃん、香港からワーホリ中のよんさん、ずーっとご近所で家族ぐるみで関わってくれているむうちゃん。サポーターとして毎年のように写真を撮ってくれているまっすーくん、そして出店してくれている皆さん。

13周年の朝、準備中の様子

周年祭をする理由

 通常営業では、基本的には我々ホストが旅人をもてなす場だけれど、周年祭の日はその境界線をもっと曖昧にしたい。よく来てくれる旅人・近所の人・スタッフがお店の人になったりお客さんになったり、いつもと異なる立場で交われる場所であればと思っている。
 出店者は現役スタッフだけでなく、元スタッフ、元お客さんで今はご近所さん、元お客さんで今は少し遠くで頑張っている個人事業主、ご近所さんの息子さんという面々。7歳になった我が子の出店も3回目になった。

これからの営業

 この数ヶ月、これまでにないくらいにスタッフに恵まれている。ここのキャラも素晴らしいし、人数が豊富。みんなにたくさん活躍の場を用意したい。私の仕事はその場を作ることだなぁと思っている。私が活躍の場や機会を作り、現場でスタッフがその人らしく働ければいいなぁと。

 14年目もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?