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自宅でのお茶のもてなし
和室がある築90年の町家に暮らしている。
引っ越しをしてから徐々に茶道具を集め、お茶を点てて飲むことができるくらいは揃ってきた。
同僚に茶の湯の話をすると「茶道って怖い。けれども、少しだけ興味がある」と声をかけてくれた。
たしかに、いきなり稽古場を探すのはハードルが高い世界である。カルチャーセンターなどの空間では味気ない体験に思われる可能性もある。
そこで、立派な茶室があるわけではないが、自宅
仕事第一主義になっている社会
世界的に見ても、日本人は働きすぎとよく言われている。長時間労働からの過労死問題も深刻であり、近年では「Karoushi」と世界的に取り上げられているほどである。
例にもれず私も長時間労働に悩まされた一人である。数カ月前に過労からの精神疾患と診断され、1か月休職をしていた。働きはじめて10年近くであるが、こんなにまとまって仕事をしなかったことが無く、この1か月は私にとって思考も身体も変わるきっかけを
お茶会参加後はお礼の手紙を
手紙を書くことが仰々しく感じるほど、書く機会が少なくなってしまった。
小学生の時は、ともだちと手紙のやり取りをすることが大好きだったのに。
お茶の世界では、手紙を書くことが重んじられている。
お茶会への案内、茶会に参加したお礼、依頼やお詫びなど、いろいろな場面で手紙を書く。
正直、慣れないうちは、手紙のフォーマット、季節の言葉を検索して、ほとんど真似して書くだけで精一杯だった。
何事も慣れとは