マガジンのカバー画像

うつわとカメラとテーブルフォト

9
自由が丘でテーブルフォトを教えて8年の歳月で「これなら生徒さまが普段の生活に取り入れやすい」と反響のあった写真映えするうつわの話、カメラの話を中心に。スマホやカメラ片手に日々の生… もっと読む
運営しているクリエイター

#写真

「シズルな料理写真」を作ってくれる飴釉のうつわ。

料理写真を普段撮影なさる方の増えた昨今、シズルって言葉は一般的になっていますが。 わたしゃ学生の頃「デザインの現場」で知りました。昭和の女なんで。 ご存知ない方に説明してみますと、揚げたり焼いたりの「じゅわー」とか炭酸の「シュワッ」てな音から転じて、臨場感を感じさせる写真のことを「シズル」と言います。スペルはsizzle。 それはさておき、今日の一枚はシズルったいんげんの豆板醤炒め。 どうです?ちょいといつもの「うつわですよー」てな写真より「料理ですよめしあがれ」てな感

10月23日発売のシグマのマクロレンズで月餅デイズ

ご無沙汰をば。 9月末ばたついておりましたのでnoteの更新が遅れましてん。 さて宣伝的なお話で恐縮ですが、10月23日に SIGMAから発売されます105mmマクロ、SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Artのソニー用レンズの公式作例を撮影させていただきまして。 この105mm、現在私の手元にございますが、テーブルフォトにこりゃもうピッタリですわのレンズで。LマウントとEマウントございまして、ソニーユーザとパナソニックユーザ、ライカユーザ使うとよ

料理写真に欠かせないリムなしプレート、蕎麦猪口コーディネートバリエーション

白というより厳密にはグレイの粉引ですが。白とかグレイはたまに見かけるんだけどこの粉引きっぽさも大事なので。 このリムなし22㎝をスタイリングフォトレッスンの基本のプレートにしよう!と判断した理由として料理だけでなくトレイとしても使える、というのが理由のひとつなわけですが、本日はそのバリエをば何毎かご披露。 今日あらためて色々組み合わせてみましたが、ほんっと懐深いのよ!22㎝リムなしグレイ。キリがなさすぎたので蕎麦猪口縛りで撮影してみました。 以上に、蕎麦猪口をいくつかあわ

写真のためのうつわ、その白で正しいか?

大概のご家庭に必ずあるお皿といえば白。ご家庭だけじゃなくて、レストランだってカフェだって白食器で揃えているところが多いと思う。居酒屋さんは違うけど。そういや和食器は形がさまざま過ぎて食洗機に向かない、とか言われてましたな。 それはさておき。 なので、生徒さまからも「テーブルフォトなら白いお皿をまず揃えるといいんですよね?」とよく言われる。 言われるけれどちょっと待て、と私は思う。 実のところ、写真を撮る時に厄介なのが、白い食器だったりするので、テーブルフォトレッスンで