【雑記】 ひさびさの食事会
ゆうべ、コロナ以来、久しぶりに友人たちと食事をした。
皆とは10年前に同じ趣味を通して知り合い、泊まりの旅行に出かけるほど、意気投合した。
メンバーは6人で、年齢も、仕事も、立場も、環境もみんなバラバラ。だからこそ話せることもたくさんあって、聞いてあげられることもたくさんあって、こう言うのもなんだが、ベタベタしない、いい関係だと思う。
10年の間に、それぞれ結婚したり出産したり、県外に転職したりと、環境が少しずつ変わって、集まる機会が年々減った。けれど、毎年10月に食事会を開き、全員でワイワイ楽しい時間を過ごす。この女子会だけは続けようね、とみんなで話し、これからもずっと続くものと思っていた。
しかしながらコロナが始まって、食事会は無くなった。職業柄、会食を禁止されている子が数人いる。感染もこわいし、全員が集まれないのなら、と開催を見送る。
今年は、みなで意見を出しあい、参加できるひとだけで集まることになった。個室のあるこじんまりとした料亭で、日暮れと同じ、早い時間に始まった。
注文するのは、ふだん家で作らないものばかり。
お刺身盛り合わせ、カキフライ、ホタテの味噌焼き、茄子田楽、白子のポン酢あえ、ちらし寿司、そのほかいろいろ
美味しい食事とともに、話に花が咲く。
来られなかったメンバーから、みんなの写真を送ってとLINEがくる。もうテーブルの皿が空っぽだよ、と微妙なタイミングにみなで笑う。
久しぶりの外食にお腹をすかせてきたけれど、まわりは思いのほか少食で「ああ、お腹いっぱい」。
まだまだこれからじゃん、もっと食べよ。そんな気持ちとは裏腹に、口から出るのは「わたしも〜」。
こういうやりとりは久しぶりだなって、しみじみ思う。
みんなが満足なら、わたしも満足。
ありがとう。また来年ねって、手を振る。
帰り道に行きつけの和菓子屋に寄ったら、美味しそうなアーモンドカステラをみつけた。冬限定の商品だと、店主のお父さんはにこやかに笑う。
お土産がまたひとつできた。はやく家に帰ろう。
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