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公演自粛ノート#1

Terra Co.#2
2020年4月9日から企画されいていた「Terra Co.#2」

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これは晩夏から4月までの約半年、月に3回程度の講座を経て「舞踊を用いて行う創作は何か」というのを座学やワークショップを通じて講座を行い、
自作した作品を公演の形式を用いた場で発表するという企画だった。

参加者は年齢も性別も住む場所も当然のようにバラバラ。
特にバックボーンのばらつきが激しく、
彼らがダンスの時に用いる言語から異なる。
なので今年は特に創作で僕が仲間たちと用いる表現や言語表現や、
更に外の現場で使われる言語表現を紹介し概念化を念入りに行い、
創作においてふわっとした状態である表現方法やルールのようなものを言語化することを行った。
そしてその後に舞台の構造や他者や自分の身体を用いた視覚的な表現方法も紹介した。
そのあたりの言語化についてはまた後日noteする。

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最高のラインナップ

さて、先日「作品みせ」を行った。
スタッフや企画制作者に創作途中の作品をみせて打ち合わせする機会なのだ。
これがね、正直ね、すでに面白かったんですよ、奥さん。
月並みな言葉ですよね、面白いなんて。
そんな言葉でしか言い表せない自分の浅はかさを進行形で呪いつつ。。。
全作品面白かった。ほんと出揃ってしまった感。
昨年のテラコも僕の中では見応えがあった。特に未完成であるが故の飛び抜けた感とか、整理されてないフレッシュなアイディアを観ると言う点では十分に興味深く観れた。
が、今年の彼らの作品は違う抜けかたをしてて良い。
ダンスの多様性を観れると言う意味では非常に良い公演になってしまった。

フィギアスケートを志し今はダンサーへと道を変えようとする者、
JAZZやHipHopの世界に居たところから創作の道に興味が湧いた者、
海外でダンサーのキャリアを磨いて日本で活動を始めた者、
長年ダンスを踊ってきて振付の道にぶち当たってる者。

バックボーンのばらつきが彼らの人数分の興味となり、
講座を通して明確になって具現化されているのが如実にわかる。
故いに面白い。
そして去年の受講者から4名ピックアップさせてもらって再演(アップデート)をお願いしたテラコ先輩達の作品もかなりいい。
ちょっとした貫禄有りなのが素敵。
本当にダンスの可能性がまだまだあると感じさせてくれる機会となった。

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やりきれない状況
実はやはりコロナウィルスの影響で我々としては活動自粛に伴い公演延期を判断した。
苦渋の判断だった。悔しい。
公演という形では申し分ない面白さだったし、きっとこの公演を経て受講者が変化する想像もつくような内容だった。
だけにマジで悔しい。
が、延期である以上望みは捨てない。むしろ、これから悶々と出来上がってきた作品を練り上げればとんでもなくなると信じる。
し、僕も僕なりに延期した分でできた時間でnoteを使い色々と思いを語っていければと思う。
自宅で暇なときに読み物の一つとして読んでもらえると嬉しいす。
今回の受講生の時間を一人でも多くの方に届けたい思いです。

http://theorganworks.com/2020/03/31/terraco-0331/

テラコ#2.01


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