略歴

暇野鈴(ひまのべる)と申します。以下に略歴を記します。

2021.06 本格的な作歌開始

2022.06 第65回短歌研究新人賞 予選通過  二首掲載

マジで眼科行った 両眼異常なし きみはかわいいきみはかわいい
濁流に逆らえぬまま事切れたレジ袋が最期に見た虹

/三十首連作「流線形の」より

「短歌研究」2022年6月号

2023.01 「塔」短歌会 入会

2023.04 「西瓜」同人8号にて三秀(三田三郎選) 五首掲載

「西瓜」https://site-4927993-6259-1983.mystrikingly.com

或る夏に取り出せなかつたビー玉が生きながらへてゐる喉仏で
言葉をことばと書いたばつかりに街ぢゆうの精通が遅れる
はいさうです斎場の斎に葛藤の藤と書くほうのサイトウです
断捨離を謳へる本もうづたかく冬の終はりの古書店なれば
殉死する街路樹  冷めた傷口は至るところに開いてゐたり

/五首連作「冷めた傷口」より

「西瓜」8号 ともに 欄

2023.06 第六十六回短歌研究新人賞 佳作入選 五首掲載

ひさかたの都市計画は頓挫して淡い化石のように産まれた
ありふれた青年を選ぶあたらしい宗教のひとがいて選ばれる
全員をさん付けで呼ぶことにした教授に送る遅刻のメール
トンネルが来ていっせいに断たれてもみんな画面を見たままだった
よっ友が殖える殖えれば手話になる よっよっ 用はないのに誰も

/三十首連作「再生」より

「短歌研究」2023年6月号


2023.08 第52回全国短歌大会 学生短歌賞 受賞

きみと歩けばきみの話はどこまでも続いていくような高架下

朝日新聞デジタル「全国短歌大会、入選歌決まる」(8/29付)

2023.09 第1回カクヨム短歌コンテスト二十首連作部門  最終候補(大森静佳選)

たった今最寄りになった感覚があなたと二人きりを強める
犬のステッカーがいっぱい貼ってある家からとても安そうな犬
視界にはならないところから雨はあなたの鼻歌をともなって
道端にはぐれた蝶を踏んづけてしまう蝶結びと公園へ
通り雨  通り過ぎれば上空にそれなりのうつくしい多様性

/二十首連作 「暮らす」より 自選五首

第一回カクヨム短歌・俳句コンテスト 最終選考結果

2023.11 第六十回現代俳句全国大会学生の部 入選(瀬戸優理子選)

きみと戦争どちらを起こさうか

第60回現代俳句全国大会優秀作品学生の部

以上 適宜更新します(2023/12/8) (敬称略)


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