キャラクターありきのものづくり

令和5年 6月28日

 フォロワーに誘われて、渋谷パルコに買い物へ行った。ニンテンドートーキョーとポケモンセンター、それから刀剣乱舞万屋本舗を覗いてきたのだが、なんと全ての店舗が同階にある。なんてオタクに優しいのだろう。
 オンラインサイトで売り切れのものがたくさん買えたので満足度はとても高いが、相応のお金を後先考えず飛ばしてしまった。そればかりは未来の自分に託す。

 今日の収穫の中でも、いちばんお気に入りなのはコログというキャラクターのぬいぐるみストラップだ。ゼルダの伝説シリーズに登場する森の妖精で、葉っぱのお面のような顔と樹皮に似た体を持っているとても愛らしいキャラクターだ。
 彼らを職場に連れていきたいところだが、デスクに置いていたら注意されるだろうか?絶対にやる気が保たれ捗るのだが。ダメか……。

 そのあとはポケモンセンターでクソでかいキテルグマのぬいぐるみに心を打ち抜かれ、即決で捕まえた(ポケモンセンターではぬいぐるみを買う時こう表現する)。本当にデカい。90cmほどある。どこにおくかを考えていなかったので、とりあえず除菌抗菌を施して窓辺に座らせている。
 このシリーズの商品テーマが「抱きしめるより抱きつかれたい」というものらしいが、ラインナップにキテルグマを選んだ開発者に無限の感謝を贈りたい。
 キテルグマはハグをすることによって愛情表現する習性があるポケモンで、懐いている相手に本能で抱きつくのだが、悲しいかな、彼らは怪力なので、「大好き!」と抱きついた人間が力に耐えられず圧死してしまう事例が多々あるのだ。

 そんな、愛情表現をしたらトレーナー(主人)が死んでしまいかねないという悲しさを背負ったキテルグマが、この商品テーマのおかげで我慢することなく人に抱きつける。あまりにもサービスと配慮が手厚い。キテルグマは遠慮なくトレーナーに抱きつけるし、俺たちも彼らに抱きつかれてもらえるのだからWIN-WINすぎる。

 任天堂やポケモンの商品展開は本当に素晴らしい。ニーズやテーマ、季節など、キャラクターにぴったりなものを必ず出してくれるのだ。絶対一生ついていく。ありがとう任天堂、ありがとう株式会社ポケモン、ありがとうゲームフリーク。

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