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諸行無常とピクミン

令和5年 8月14日

 台風のせいか身体がずっとだるく、布団の上で1日のほとんどを過ごす羽目になってしまった。頭を殴られたかのように意識を飛ばして眠りに落ち、悪夢を見るのを何度も繰り返して頭が痛い。だがまあ仕方ないのだ、台風が通り過ぎるまで辛抱するほかない。

 ところで、俺はピクミン公式サイト「ピクミンガーデン〜ピクミンのいる庭〜」の四コマ漫画がかなりツボだ。日付が変わったら真っ先に更新を確認しにいくほど楽しみで、生きる喜びになっている。
 初回含め54回更新されているのだが(今現在)、可愛らしいふんわりした絵柄でシュール&ダークな内容が描かれているのが本当に“良い”。可愛らしいピクミンたちと、不思議で得体の知れない怖さが満ちた世界観のギャップこそピクミンシリーズの持ち味だから、高橋きの先生の感性/世界観と相性がとても良いように感じる。
 そのうち一番お気に入りの四コマが7月8日の回だ。

 可哀想なのになぜか笑ってしまう不憫さが愛らしくてたまらない。ゲーム本編の作中でたくさん生まれ、食べられ、死んでしまうピクミンという存在だからこそ、こういうブラックな内容がよく似合うのだ。

 ゲームの操作を放置してずっと眺めていられるほどピクミンたちが大好きだが、力尽きてしまう様子にも愛着が湧いてしまう。もちろん死んでしまうことは悲しいのだけれど、それはそれ。死んでしまう声や命の儚さ、擦り減るような喪失感を含めて「可愛い」のだ。
 異常にピクミンが好きな自覚はあるから、正常な感覚なのか自信はない。だが俺はそうしてピクミンを愛しており、彼らの声を聴かないと満足に一日を終われないようになってしまった。もはやピクミン依存症かもしれない。

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