ねむりごな

令和5年 8月7日

 ポケモンスリープを始めて3週間目になるが、いまだにキャタピー(初代ポケモンから登場する、むしタイプのポケモン。俺のお気に入り)に出会えていない。
 チュートリアルにいたからすぐに会えるだろうとたかを括っていたが全くそんなことはなく、うとうとタイプ(浅い睡眠ステージ)の睡眠時間が長くなければ出会えないらしい。睡眠ステージがガチャガチャな俺の場合、比較的深い睡眠の時間のほうが長くなるらしく、キャタピーに出会うための前提条件さえ満たせていないのだ。

 ここまで遊んで(まず遊ぶという感覚が発生している時点で、睡眠測定がメインではない)思ったことだが、ポケモンスリープは「睡眠を娯楽の一部に昇華するアプリ」としての印象が強い。約束の時間の前後30分に寝ることで特典がもらえるのだが、約束の時間を過ぎても/それよりも早く寝ついても、同じように損をしてしまう。
 「アイテムがもらえないからまだ起きていなくては……」という義務感が発生して睡眠時間が減ってしまうのは、果たして本当に健全なのだろうか?人間の脳は報酬系の刺激が減るとどうしてもモチベーションが上がらないわけで、早寝にマイナスのイメージがついてしまうのだ。今日も早寝をしようとしていたが、眠る約束の時間を守るために起きていることにしている。

 ポケモンのゲームとして遊ぶにはあまりにも難易度が高く、かと言って好きなポケモンに出会うためにはその日の睡眠ステージをポケモンの個性に合わせなくてはならなくて、人によってはずっと出会えないままというジレンマが発生してしまうのだ。
 まあそれでも他に好きなポケモンはたくさんいるわけで、将来的にその子達と一緒に過ごせるのであれば……と妥協しながら進めている。どの層を狙ったのかイマイチわからないゲームだけれど、気力の持つ間はコツコツ遊んでいこう。

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