スマブラSP DLCキャラクターの開発コードネームのおはなし
はじめに
スマブラSPというゲーム業界のお祭りもいよいよ終わり。最後の参戦キャラクター「ソラ」の配信が明日に迫りました!
いてもたってもいられないので、海外勢の解析によって明らかになっているファイターパスのキャラクター達の開発中のコードネームについて軽くお話をしていこうかなと思います。
私自身は基本的にリークを全く見てこなかったので、色々調べてる内に海外ではほぼ全ての要素がリークされていたことに衝撃を受けました。逆に日本語ではあまり情報が見つからなかったので不思議です。それらのリークについては気が向いたらまとめるかも知れません。
①パックンフラワー
衝撃のDLC第0弾(?)。これを当てられなかったリーカーは無能wwみたいな言説をそこら中で聞きますが、リークされてました(涙)
開発コードネームは「packun」パックン。
ド直球ですね。
②ジョーカー
ファイターパス第1弾の先陣を飾ったファイター。
開発コードネームは「jack」。ジャック。
ジョーカーの出典作品であるペルソナシリーズを手がけるアトラスのマスコットキャラクターである「ジャックフロスト」から命名した、とか、どちらもトランプのカードの種類であり、jという頭文字が一致している所から命名された、という考察が良くなされています。
あの大ヒット映画「JOKER」の主人公ともなった、「バットマン」に登場する悪役「ジョーカー」の本名が、作品によっても異なりますが「ジャック ネイピア」というらしいので、ここから拝借してる可能性…を自分は考えましたが、この線はかなり薄いですね笑
ジョーカーに関する興味深い話は、彼についてのゲーム内ファイルの中に「/Jack6_C06_v01_070925.mb_Jane1_pony_hairSystemShape2.mchp」
という文字列が見つかっていることです。
これはジョーカーの7番目のカラーバリエーションに関連しているもので、「jane」ジェーンという女性名やポニーテールのヘアスタイルといった情報が含まれています。
これは、当時未発表であったペルソナ5ザ・ロイヤルに登場する「芳澤かすみ」に関するものではないかと言われています。
実際には完全な没データとなってしまいましたが、もし実装されていたらジョーカーの7Pカラーは芳澤かすみだったのかもしれません。
③勇者
ここまでの3体のDLCキャラクターのコードネームは同時にリークされましたが、当時勇者のみ未発表でした。
開発コードネームは「brave」ブレイブ。
名詞として、「勇者」「勇敢」の意味を持つ単語です。
これまた直球。
このファイターから先は、DLCとして追加する前にゲーム中に開発コードネームを残すことがなくなりました。
④バンジョー&カズーイ
海外人気が凄かったファイターパス第3弾。
開発コードネームは「baddy」バディ。
これは日本語で友達、仲間という意味を持ちます。また、相棒という意味もあり、日本では男女のペアでも用いられます。(逆に原語では男性同士のペアで使うらしい。)
キャラクターの関係性をそのまま表していますね。
⑤テリー
50曲も引っさげて登場の第4弾。
開発コードネームは「dolly」ドリー。
英単語として見ると、おもちゃ(幼児語)、台車、小型機関車など多くの意味を持ち、あまりテリーに関係のないような気がします。
テリーのフルネーム「テリー・ボガード」から「リ」と「ド」を抽出した、一種のダジャレのようなものだと考察する海外勢もいます。
しかし、ここで開発しているのが日本人であるという観点から、ある仮説が思い浮かびます。
それは、「テリーとドリー」から名付けたのではないか、ということです。
なんじゃそれ?という人も多いと思います。(私も世代ではない)
これは、フジテレビ系列で1998年から2003年まで放送されていた、お笑いコンビウッチャンナンチャンによるコント番組、「笑う犬」におけるコントシリーズの1つです。
ザ・ファンクスという実在する兄弟プロレスラーを元ネタにしたもので、その兄弟の名前が「ドリー・ファンク・ジュニア」と「テリー・ファンク」でした。
スマブラの開発陣の中に、笑う犬を見ていた世代がいて、そこから連想したのではないかとも考えられるのではないでしょうか?
また、単にザ・ファンクスそのものから命名したとも考えられますね。
70年代80年代に活躍していたプロレスラーなので、もしこれらの理由であるとしたら、開発陣の世代次第かも知れません笑
⑥ベレト/ベレス
ファイターパスVol.1のトリを飾った2人。
開発コードネームは「master」マスター。
日本語では「主人」「師匠」「達人」などの意味を持ちます。
もちろん「先生」という意味もありますが、少しだけ遠回しな表現になっています。
⑦ミェンミェン
ARMSから期待の新人。
開発コードネームは「tantan」タンタン。
坦々麺!!
ちなみにミェンミェンの好物は「母が作ったラーメン」だそうです。
可愛いですね。
⑧スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン
世界一売れたゲームことMinecraftより大参戦。
開発コードネームは「pickel」ピッケル。
ツルハシってやつですね。
マインクラフトの象徴とも言える道具です。
参戦画像でスティーブが持ってますね。
「つかいかた」で櫻井さんも持ってましたね、変形カッコイイ!
⑨セフィロス
他社から初の悪役参戦。
開発コードネームは「edge」エッジ。
多くの意味を持つため、セフィロスに関係ありそうなものをピックアップすると、「刃」「鋭さ」「痛み」「限界」「先端」などですかね?
一応、FF7の映像作品であるFF7アドベントチルドレンに登場した街の名前でもあります。
「刃」はセフィロスの武器である、超リーチを誇る刀、政宗の事を指してると考えられます。
「鋭さ」も同様。
「痛み」はセフィロスの勝利セリフ「その痛みで私を思い出せ」に通じるものがあります。
「限界」はFF7で導入されたシステム「リミット」と同義なので、一応入れてみました。
「先端」はFF7リメイクのネタバレにも繋がってしまうのであまり詳しくは言いませんが、「世界の先端」というロケーションが登場します。
ちなみにセフィロスの突きの攻撃は「先端」がスウィートスポットです。
⑩ホムラ/ヒカリ
スマブラSP発売には間に合わなかったこの人達。
ホムラの開発コードネームは「eflame」
ヒカリの開発コードネームは「elight」
そしてファイターではないですが、レックスにも「element」エレメントという開発コードネームが付けられています。
残念なことに、私にはレックスに「element」すなわち「(構成)要素」「因子」などの意味をもつ単語が割り当てられている意味がよく分かりませんでした。
ゼノブレイド2未プレイなので、もしこの記事を読んで思い当たる節のある方は是非コメントをお願いしたいです<(_ _)>
一応エアプなりの考察として、レックスはホムラ、ヒカリにとっての「構成要素」であることですかね。キャラクター設定的にも、スマブラでのアピール、最後の切り札の演出的な意味でも。
逆もまた然りですが。
ホムラの「eflame」ヒカリの「elight」は、eを抜かせば「flame」フレイム「light」ライトとなり、まさに「焔」「光」という意味を持ちます。
では頭文字のeはなんなのか?というと、おそらく「element」なのではないでしょうか。
これはスマブラの開発コードネームの命名法則から推測できます。
ポケモントレーナーが良い例で、ポケモントレーナー自体の開発コードネームは「ptrainer」
その他三体のポケモンはそれぞれ「pzenigame」「pfushigisou」「plizardon」と命名されており、使役する人(ポケモントレーナー)の頭文字が付いています。
内部データ的には、レックスがホムラ達をブレイドとして使役しているという設定が活かされているんですね。
⑪カズヤ
良い子のスマブラに出ていいのかわからないくらい悪い人が参戦してしまった!
開発コードネームは「demon」デーモン。
デビル因子を持つキャラクターということで、これもかなり直球の名前が付けられています。
なんといっても悪魔ですからね。
⑫ソラ
このファイターの参戦にはとてつもない苦労があったことでしょう。スマブラSPの"最後のカギ"
一体どんな開発コードネームなんでしょうか?
前作までの登場キャラクター達の開発コードネームはほとんどが直球のキャラクター名なのに対して、DLCキャラクター達はリークを警戒してか、やや遠回しな表現が使われますので、少なくとも「sora」は無いと思われます。
「key」「blade」「sky」この辺りを予想しておきます。
安直すぎますかね?
おわりに
こういった内部データというのは、通常では見ることが出来ず、開発の裏側とか没データとか心躍るものが含まれたりもしていて面白いですよね。
今回の記事ではところどころ仮説という名の妄想が繰り広げられていますが、皆さんももし何かこの開発コードネームの由来はこうなんじゃないかとか思いついたり、逆にこれは違うんじゃないかといったことがあったりしたら、コメントなどで教えてくれたら嬉しいです。
とにもかくにも、今はソラの配信が待ちきれません!!!
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