「成長と分配の好循環」では財源を作れない!?今後の日本がとるべき道は?

「成長と分配の好循環で」と岸田首相は繰り返し言葉にしています。
これはにわとりと卵の関係に置き換えることができます。
にわとりと卵の関係とはにわとりが先か卵が先かどちらが先に生まれたのかわからないという矛盾した考えにもとづいています。

にわとりと卵の関係を成長と分配に当てはめてみます。
成長が先なのか分配が先なのか。
あなたはどちらが先の方が良いと思いますか?

各政党の主張では成長よりも分配の方が先という主張のようです。
あれ?それはおかしくないですか?
成長しないと分配するものがないのにどこから分配するというのでしょうか。

分配の主張だけでどこから財源を持ってくるのかの主張がありません。
各政党の主張は10万円給付や消費税減税などの分配部分に重きを置いています。
しかし、分配するための財源をどうやって作るのか。
これでは聞こえの良い理想をかかげただけに終わってしまいます。

また、票稼ぎなのかととらえられても仕方ないでしょう。
岸田首相は声のトーンをおさえた金融所得課税をいっていました。
枝野さんは国債でといっているようです。
ここら辺に皆さんの答えがあるのだと思います。

ただそう聞くと「好循環で」というのはまやかしのような言葉だったとように響きます。
金融所得課税も国債も「国民の負担で」と言い換えることができそうだからです。

私は日本国内だけで何かをやるのには限界があると思っています。
つまり、海外マネーも呼び込むべきです。

法人税はOECDで15%以上というのが決まったようですが、まあこれはこれで良いでしょうか。
立憲民主党は法人税率の引き上げをかかげているようですが、これは分配するものがないからここから取ろうということでしょう。
しかし、これだと海外企業は呼び込めません。
ないところの日本でただ締め付けてそこから分配するというだけに終わります。

円安もどんどんと進行しています。少し前まで110円だったのが急に114円まで円安になっています。
これも海外勢を呼び込めるチャンスかもしれません。
日本のものが安いわけですから。

また、来年には日本の株式市場は再編されます。
2022年4月に現在の1部、2部、マザーズ、ジャスダックの4つの市場区分を「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編されます。
そして、市場時間も30分延長になることがまだまだ先ですが、決まりました。
これからはM&Aも活発化して海外投資ももっと呼び込むべきです。

そのためには日本だけで回すというジリ貧だけで考えるべきではないでしょう。

#衆議院選挙 #成長と分配の好循環 #党首討論会

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