どうぶつエピソードトーク みっつ

https://note.com/calm_avocet202/n/n51c4049a1e9e

上の #どうぶつ に寄稿?いたします。
#どうぶつ に関するエピソードトークを三つ捻出しました。全部幼少期の話です。


だいたい4歳くらいの頃、かなり頻繁に動物園に連れて行ってもらっていた時期があった。記憶が正しければ毎週末だった気がするがその頃の自分の記憶力は信用ならない。
中でも私はカピパラのコーナーを見るのが好きだった。触れ合いはできないものの、柵に囲まれた結構広めの庭のようなところで自由に駆け回るカピパラをひたすら目で追い、一度カピパラコーナーの前に行けばしばらく動かなかった。
ある時カピパラコーナーに行ったところ、周囲に全く人気もなければカピパラの姿もなく、見慣れない看板があった。私は当時看板の断片的なひらがなとカタカナしか読めなかったが、両親曰くカピパラの一匹が亡くなってしまったため展示をしばらく中止するとのことだった。
生まれて初めて身近なものが死んだことに衝撃を受けた。
これ #死 のエピソードトークだったわ。


①とほぼ同時期、私は犬が大好きだったのだが、ある日の幼稚園の帰り道にリードのついていない大型犬に遭遇した。当時の私と背丈のほぼ変わらない上、大きな声で吠えて追いかけ回してくる犬に命の危機を覚えた。幼稚園から実家まではわずか100mほどしかなく、母と一緒に帰ってはいたものの、あの時ばかりは家が死ぬほど遠く感じた。
それからしばらく犬に恐怖心を抱いたまま人生を歩み、色々やらかした。具体的には友人の飼ってる犬(リード付き)が私に向かって歩いてきただけでマジダッシュで逃げてしまい、その際に履いていたサンダルの紐が切れ素足でコンクリートの上を走ったことによる怪我をしたり、別の友人が庭先で飼っている犬が吠えたことで腰を抜かし、友人宅と隣の敷地の間にある水路に落ちて泥まみれになるなどした。
現在はリードのついていない大型犬が視界に入らない限り問題ない。

③小学校に上がり私はちょっとした都合で少し海外暮らし(英語圏)をすることになった。
春に引っ越し、半年後に初めての秋を迎えた頃から、夜中になると裏庭に置いてある生ゴミバケツがひっくり返されるということが毎晩続いた。大家さんや近所の人に聞くと、どうやら冬眠前のアライグマによる飯を求めての犯行の説が濃厚とのことだった。
私の母は色々考えた結果、少し大きめのいらない皿を用意し、そこにその日の夕飯で出た食べ残し・生ゴミを山盛りに載せ裏庭に通じる勝手口に供えるというのを試すことにした。すると翌日、なんと意図が伝わったのか、バケツは無事なまま皿はペロリと綺麗になっていた。
それ以降毎晩夕飯後に食べ残しを回収してアライグマに供えるのは私の役目になった。結局帰国するでの間に実際にアライグマを見たのはほんの数回だけであったが、姿もよく知らないアライグマに愛着を覚え飼っている気分になれた。

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