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アニメ版「パリピ孔明」の感想

パリピ孔明にドハマリしました

タイトルとは無関係なのですが、オタクの友人に言わせれば、どうやら自分はオタクではないらしい。どちらかというとキチ●イらしい。まあアニメちゃんと見ないし、円盤やグッズ買わないし、映画館にはあまり通わないし、コミケには2回くらいしか行ってないし。なのにろくでもない発言ばかりするかららしい。

ちなみに「お前ごときがアニメを語るな!不快だ!」とまで言われたことがあるのだが、言った本人とは今も仲良しなので無問題。もちろん以後アニメの話はこちらからは控えている。

そんな私にもドハマリするアニメ作品は過去いくつかあったのだ。最近では宇宙戦艦ヤマト2199とか(最近じゃない)、宇宙よりも遠い場所(会話のテンポがいいよね)とか、スーパーカブ(椎ちゃんかわいい椎ちゃんカワイイ)かな。あと藍より青しの1話から4話までは絶対に外せない。

私とパリピ孔明

パリピ孔明の存在を知ったのは、東京のどこかで看板を見たのが最初と記憶している。ものすごいインパクトで「卑怯だ。絶対面白いだろこれ」と思った。
どう考えても面白い。成功が約束された作品だろこれ!それでもなぜかマンガに手を伸ばすことはなかった。

その後、アニメ化されることを知り、これもなにかの縁だし見てみようと思ったものの、気が付いたら第1話の放送が終わっているではないか。自分ダメすぎ。しかしアマゾンプライムでも配信されていることを知り、見てみることにした。

第1話を見て

タイトルから受けていたイメージと実際の内容が微妙に違っていた。
ドラえもん的な話かと思ったら、真面目な音楽ものだった。三国志成分も濃い。
もちろん話は超面白かったし、英子さんはかわいい。なぜ健康な太ももをアピールし続けるのか?
音楽もののアニメ化、実写化は、音楽が聴けるという一点が原作と比べて大きなアドバンテージがあるのだが。本作はどうだろう?

音楽いいよね

そして、EDを聞いた途端「mihimaru GTのカバーかよおおおおおおお! 視聴継続決定えええい!」となった。なぜ今mihimaru GTなのか。
音楽といえば、英子さんと七海さんの声担当と歌唱担当が別キャストになっているではないか。
マクロス7、F、Δ大好きな私の脳内には勝利のテーマ曲が流れ始めた。どうやら真面目に音楽を作っているようだ。

スタッフを見ると音楽制作はエイベックス・ピクチャーズ。なるほど納得。
5月になり、エイベックス・ピクチャーズがYouTubeに英子と七海が過去のヒット曲を歌ってみた動画を上げた。本編とは無関係。
それだけでも十分おかしいが、流石エイベックス。七海にtrfとglobeという小室さんの曲を歌わせていて、TMNスキーの私は見た瞬間即死。エイベックスは真っ正面から俺を殺しにきた。微妙に原作とクロスするチョイスだし。
ハハハ…これで本編にDJ KOOさん出してくれたら最KOOじゃん!と思ったが、10話であっさり出てきて草も生えない。エイベックスの本気を見た。

ラップも本気で作られているようだ。
ラップというだけで拒否反応を示す感想もネットで見られたが、自分は面白く見れた。自分が知らない文化を学べてお得だったよ。赤兎馬カンフーさん本当にかっこよくて、スピンオフ作品作って欲しいくらいだ。

そしてなにより英子さんの歌の素晴らしさ!久々にアニメのCDを購入決定です!

原作からのエピソード付加

本作は、原作マンガからエピソードを付加しているとのことだった。どうやらKABEくんの成長、英子と七海の交流を深堀りしているらしい。
それをもって失速との感想も多く見られたが、どうだろうか。

KABEくんの挫折からの復活、成長をじっくり見せてくれたからこその赤兎馬カンフーとのバトルが納得できたし(そもそもこれ自体も追加エピソードだった…赤兎馬さん(ノД`))、11話でのアザリエファンディスりまくりのラップをもってもKABEくんの評価は下がりようがなかった。
英子と七海については言うまでも無いが、9話でのふたりのやりとり、11話での七海の「見ないで!」がより説得的になったと思う。

渋谷という舞台

渋谷へは、かつては資格試験予備校に通っていたし、今でも渋谷の夜景が好きで、たまに高いところに上ったりしているので、渋谷が舞台の本作は、聖地巡礼が済んでいて楽しく見ることができた。
なかでも渋谷スクランブル スクエアの屋上のSHIBUYA SKYは2度ほど行っているので、英子と七海と孔明がどこに居るのかがよくわかった。
あそこからの東京の夜景は最高ですよ。アニメのとおり。
さすがに天の川は見えないけれど、実際に見に行くとテンション上がるよ。

SHIBUYA SKY
じゃーん!の場所

全12話を見終わって

初めから気になっていたのだが、最終回まで完走して、やはりパリピ孔明の世界には真の悪人はいなかった。12話の後半は創作者からのメッセージともいえる大団円だった(英子の物語としてはまだ序章ではあるが)。
優しい世界で皆をハッピーにしながら英子の夢に向かってサポートする孔明。
音楽もの、バディもの、群集劇、転生もの、そして三国志…どの観点であっても楽しめる作品だったし、作り手の思いも伝わってくる傑作であった。

アニメは今夜で終わってしまった。明日からどうしようか。
とりあえず、買っておいて未開封だったマンガを読んで、CDを予約しましょうかね。


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