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少しだけ家出をした話

昔、しょこたんが「いじめられてるなら逃げて 学校だけが世界の全てじゃないよ」って言ってたことを今でも覚えている

でも、生きる上で教室がどうしても必要だったりする

いろいろなことがあったのでnoteに記そうと思う。

まず、私が家出をした理由は、父親に毎日怒鳴られるのが嫌だったから。

とりあえず電車に乗ったら京都に着いた。行く宛なく歩いていたら、三階 銭湯 とあったので、ほんとにあるのか?と気になったので入ってみた。ケータイをいじっているお姉さんが私を見て立ち上がり、450円です と優しい声で言ってくれた。私が知らないだけで、エレベーターの向こうにそういう世界があることに そのお姉さんがいることに かなり驚いて、私はまだ全然世界を間違えていることに安心した

入ってみると、羅生門の老婆のようなカリカリに痩せたおばあさんと 紫色の髪の毛が入り混じったおばちゃんが身体を洗っていた。

あんな熱いお風呂に入ったのは久しぶりだった。風呂から上がったら身体が桃色になって うわっ 人間だっと思った

風呂から上がって、自販機にあったレモンスカッシュを飲んだ。完全にオトナ帝国での回想シーンの帰宅後のひろしみたいな気持ちになった。

ネカフェに行ったが、身分証明書が無いから入れなかったので野宿をした。

とりあえずコンビニで お茶 ラーメン ピザポテト チョコボ グミ こち亀を買った

こち亀さえ読んでおけば朝になると思っていたが、一向に朝にはならなかった。

両さんが40メートルの竹馬をしていても、ずっと夜だった。

歩いていたら、酔ってる人においお前 そこの歩いてるお前 止まれコラ みたいなことを大声で言われながら近づかれて、あまりに怖くて交番前でしばらくこち亀を読んだ

友達と、今日あった疲れたことを電話で話し合った。交番の向かいにある教会前に座りながら話した。死生観について喋ったり、全然どうでもいいことも喋った。宗教ってわからないことに理由を付けて、納得することで救われるんだろうなって言ったら、友達は、「人って、納得するために生きてる?」って言って 「そうやろ」と言ったりしてた。

友達は私に 「私、██になんもしてやれん 悔しい」 と言ってくれた。

なんもしてやれんことなんて何も無くて、話していたら朝になって、友達が朝をくれたことを伝えた。 楽しくないとこに行ったなら楽しくないって笑ったり ピザポテトが飽きるならこれそんなだな〜とか 今後ずっと言い合いたい 楽しくなくてもずっと楽しくて今しか出来ない輝き方ができると思う

Twitterで日本語で心配の言葉を打ってくれた外国の人や、夜中ずっとDMで色々調べてくれたり心配をしてくれた友達がいる

私は本当に救ってもらっている。前を向かせてもらっている   本当にありがとう    辛いとき、今度は 私が3階の銭湯に案内したい

切符を無くして駅員のジジイにもデカい声で注意をされた。駅員っていっつもキレてるよな

今日は散々だったかもしれないけど、散々じゃないと見えないカラスの涙が沢山あったから良かった







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