2023.10.05 20:10~ 緊急ライブ【当事者の会副代表・石丸志門さんに聞く】ジャニーズ、八百長会見の衝撃/東山氏・藤島氏との面談の内実/副代表として言いたいこと
石丸志門さんインタビュー
■インタビューの前に
・10/2ジャニーズ事務所の記者会見後のテレビ局取材にて、パニック障害に理解のない発言をしてしまい、撤回し深く謝罪したい
■NGリストについて
・(10/2記者会見について)これはおかしいな、もしかして人の手が入っているかなとは感じていました
・最初はジャニーズ事務所が全く関与していないというコメントから、後で(コメントが)変わった印象がある
・信用回復のための記者会見で、恣意的な制限が入るのはよろしくないのでは
・会見を開く以上は決まっていることを明示する必要があった、各媒体に知らせるべき。NGリストを作ることは、自由な報道の権利を阻害する
■10/3ジャニーズ事務所と当事者の会 面談
・まだ色々と詰めきれていない状況にある。会見には出てこなかった話ではあるが、タレントや社員に動揺が広がっているので、心のケアをしなければならないなど、内部での説明をしきれていない印象を受けた。
・「この話はどうでしたっけ?」と弁護士さんに確認している場面はあった。
・被害申告フォーム等、改善しなければならないところはあるので、どんどん意見をいただければと言われた。
・面談の大枠は謝罪と自己紹介(東山氏ジュリー氏弁護士2人窓口1人、当事者の会側13人)
・当事者の会のスタンスは、外交と戦争のどちらと言えば「外交」をしたい。ただし、国連来日頃、平本代表に一任する流れがあったのは事実。
・スポンサー企業の撤退の流れに対する文書については、代表副代表と弁護士2名で作成し、他メンバーへの開示をしないまま公開しなければならない時間的制約につき公開してしまった、後から考えると反省すべき。
・平本代表の態度としては、敵対する態度は取っ払おうというもの。
・面談時、先頭で石丸さんが入っていき「東山君(手を差し伸べて)覚えてる?」東山氏「覚えてるよ」そのままハグ、「こんなカタチで会いたくなかったね」この後、メンバーも東山氏ジュリー氏とも握手で挨拶。
・補償窓口の対応が事務的すぎるため(フォームに改めて記入して申請する)、メンバー側の心理的負担が大きい(何度も同じ性被害について述べること)それにメンバーから疑問の声が上がった。東山氏「ちょっと待って(考えよう)」木目田氏「あくまで任意です」
・決して同窓会気分で電話番号やLINEを交換したわけではない。先方の懐に入りたい。連絡先も分からないと常に弁護士を通してしか話ができない。東山氏は、年明けからはタレント業から離れるので、被害者の心を癒せるのであれば、何処へでも行くし、と言った。石丸氏「僕の部屋にもきてくれますか?」東山氏「勿論」
・勿論、交渉はしていなけないという制約はある。代表権を持つ人と対話をする機会があるなら心、理戦で先に進めることになり得る、戦略の幅が広がる。決して久しぶりに会って覚えててくれたから、番号交換しようではない
・東山氏は経営や判断について、すぐにはできないのではないか。東山氏にできることは、みんなに話を聞いて吸い上げること、そして会社にフィードバックすること。東山氏とは友好的である方が得策である。面談前に1時間ほど当事者の会全体ミーティングでその主旨を全員へ伝えてある。
・「SMILE-UP.に入りたい」発言、当事者の会は幅広い世代がいるので、問い合わせのあった元Jr.が在籍していたかどうかの判定におけるお手伝いができればという思いから。
・その場の軽口で「就職したいぐらいの気持ちですよ」と平本さんが発言したかとしれない。
・あくまで選択のひとつで電話番号交換はしたが、電話してはいけない・交渉してはいけないという制約がある。ショートメッセージが送れるだけ
・逆に、戦略上東山氏をこちら側へ取り込みたい気持ちはある。
・目指しているゴールは当初から同じ。事実認定と謝罪はクリアできた、補償と救済が残っている。
・ジャニーズ事務所に求めたいのは補償よりも救済、被害者ひとりひとりの個別事情はあるので、ここから自分なりの救済を勝ち取るのは個人の交渉の力によりフォーカスされるかもしれない、当事者の会の立ち位置が変わってきた(一丸となって風穴を開けるフェーズから変わった)
・10/3で副代表を辞任しようと思っていたが、思いの外スムーズな面談だったので、もう少し見届けないといけないと思い継続。
・経理について、予定していた税理士にキャンセルされてしまい、探さないという現状。収支報告書に税理士の承認を得て透明性を得たい。現状、帳簿はつけているが…。
・志賀さんの脱退について、目指すところは全く同じ。グローバルスタンダードな救済は当事者の会も求めている。彼の意見を尊重したい、自分の人生に関わることになってくる。
・ジャニーズ事務所の廃業については一定の評価をしたい。
・平本代表、石丸副代表については高いレベルの救済を求める立場
・当事者の会のメンバーが高いレベルで救済されたら、それ以外の被害者へのロールモデルになる。
・誹謗中傷で金目当てかと言われることもあるが、あえて言わせてもらうとお金目当てです。高額請求をするために闘ってきた。私達が高額でないなら後に続く被害者も低い補償となってしまう。
・そして、社会への抑止力にもならない。性犯罪を犯したら、ジャニーズも廃業になるんだという前例を作らないといけない。
・たとえ1億円貰おうが、PTSDで毎晩足がむずむずするというのは変わらない、PTSDには治療薬はなく忘れるしかない。でも忘れられない。
■平本代表からのメッセージ
・僕は精一杯の時間と労力を持って努力してまいりました。心身も相当に疲れていますが、弱音を吐いていて止まることはできません。しかし意思の疎通ができていなかったり、連絡報告の不備も確かにありますが、言い訳はいたしません。心配かけたり迷惑かけたりも相当あります。
・メンバーの皆が支えてくれた環境で頑張れました。謝罪を受ける場面まで漕ぎ着けました。これは皆の力です。これは全く力もなく、影響力もない自分に大きなパワーをくれました。メンバーをはじめ皆様には、感謝しています。勿論脱会するメンバーにも当然感謝しています。
・各々の道や思いがあるのを否定せず尊重しています。会としての大きな役割である認定と謝罪を受けることができました。これからは個々に自分達の想いを持って交渉ごとに務めてもらいたいです。それぞれの志で納得できる道と結果を期待しております。
■当事者の会の方針
・当事者の会は集団での記者会見を今後しない方針、記者会見だと誰でも入ることができてしまう
・当事者の会のメンバーが国会へ行く途中の駅で人に押されたように感じた、縫うような大怪我で今でも松葉杖をついている、本人が大事にしたくないという意思があり被害届は出さず
■TBS取材班の発言
・10/2のジャニーズ事務所による記者会見中にTBSスタッフの発言「この会見は記者でないといけない、知識が深くないアナだと的を得た発言ができないのに、何故藤森アナ(=ジャニーズ事務所の指名候補リストに記載のあった記者)なのか…?」これを石丸さんはそのときは偶然だと思っていたが…
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