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2022年同人活動を振り返る

今年一年を振り返ってみよう。

気づいたら

気がつけばもう年の瀬間近である。早い、一年がとにかく早い。

今年一年何をしたかとスケジュール帳を見直してみたところ、毎月毎月ほぼほぼ真っ赤。予定がめちゃくちゃ入って忙しかったか、と問われると(以前のように遠征などはしていないし)そんなはずはない。なぜか。毎月必ず決まった単語が書かれている。

「原稿」

そうなのだ、なんだかんだで夏くらいまではずっと原稿原稿原稿、とにかく一に原稿、二に原稿だ。限界原稿戦士は実は去年から始まっており、トータルすると結果的に今年出した同人誌は(ページ数の差はあっても)全部で五冊。どういうことだってばよ!

今年出した同人誌スケジュール

今年出した同人誌はざっくりと下記の通りだ。

  • A5 2段組 短編集(再録あり):2月頃

  • 文庫 60ページほど(全書き下ろし):5月頃

  • A5 2段組 短編集(再録あり):7月頃

  • A5 2段組 折本(再録あり):9月頃*

  • A5 2段組 折本短編:9月頃*

*は同時に頒布

うん、長らくそもそも二次創作すらしていなかった人とは思えない。しかもその間にも100日くらい?毎日1000字前後のショートショートを書くという所業をしていたりもする。冷静に考えたら頭がおかしい。我ながら過去の自分にびっくりである。
もちろん再録の加筆しているお話もあるので純粋に全書き下ろしというわけではないが、それでも身を割いていたのがよくわかる。おかげで一時期ヒカセン業もお休みしていたし。

じゃあこのスケジュールどうやって回していたのか、というところでもう少し掘り下げていこう。ちなみに人の参考になるようなスケジュールではないと思うので、あくまで私の備忘録程度である。

スケジュールの組み方

必ずしも全部がそう、というわけではないが今年参加したイベント及び出した同人誌のスケジュールを立てた大まかな流れはこうだ。

  1. 参加予定のイベント日程を確認

  2. パッチ、発売日情報などの確認

  3. イベント日から印刷所の見積もり等で大まかなデッドラインを把握

  4. 〆切から逆算してスタートを決める

参加予定のイベント日程を確認

「今年は」の話にはなるが、「イベントで本を出す」を前提に話を進めている。もちろんイベントに参加せずとも好きなタイミングで本を作っても何ら問題はない。
単純に「イベントに出たい」からスタートして「せっかくだから(展示でもいいけど)本を作ろう」に至るため、イベントありきで始まる。

長らく二次創作は見ていたけど、書き手側にどっぷりはまれるほどのジャンルもなかった(適宜ハマってはいたけど、自分で書くほどじゃなかった)し、久しぶりに「本を出したいな」「イベントに(サークル参加側で)参加したいな」と思ったことも相まってハマったものと日程で掛け算して考えた。

実は今年あった頭割りにも参加しようと思っていたものの「じゃあ何書く?」で思考停止してしまい、参加するに至らなかったという経緯がある。タイミングが非常に悪かった。今思えば退路を断てば妙案が浮かんだかもしれない。

パッチ、発売日情報などの確認

ヒカセンたる所以、二次創作に限らずあらゆるスケジュールはパッチによって決まる。今年最初に出した同人誌なんて、零式固定の合間に原稿やってました。四層踏破と原稿本文フィニッシュがほぼ同時だったのは今にして思えばいい思い出。実際は地獄を見ていたけど。

零式への挑戦はさておき、数ヶ月おきにあるメジャーパッチはほぼほぼ固定されており何と言ってもかなり計画が立てやすい。もちろん実際に来てみたら予定とは別のことに夢中になった、なんてこともあるが「パッチの日は〆切直前でそれどころじゃないよ!」ということは(計画上)避けられる。
有給を充てるタイミングもそれに伴うので、必然的にパッチはスケジュールを立てる上で最重要事項だ。

余談だが、暁月リリースが遅れたタイミングはちょうど2月に出した同人誌の原稿真っ只中だった。ちょうど暁月の一、二ヶ月くらい前から走り出していたし、いざ暁月が始まると零式固定もあるから「ゲーム(FF14)以外ができない」というのも織り込み済み。その上で同イベントに参加する誰よりも先に原稿に着手した。予定通りだったとはいえ、もう少し余裕があるものだと思っていたら零式と重なってしまったのは誤算だったけども。

ちなみに半泣きになりながら辺獄編は固定と原稿とWebイベントの準備を並行してなんとか1ヶ月以内に四層踏破まで行けたのは奇跡だと思う。
(スケジュール的な意味で)

大まかなデッドラインを把握

これは誰もがやってることだが、私も当然印刷所さんチェックして納品日や入稿締め切りを把握。
リアルイベントにしてもWebにしても自宅に送るので、中身チェック踏まえて納品日はイベントの一~二週間前。印刷所さんから見ると遠方になるので、配送遅延も考えられるからそこは早めに設定している。
そしてそれにともなって決まる入稿締切に対して自分で更に一週間の猶予を取る。仕事にしろ、ゲームにしろ予期せぬ出来事が起こる可能性もあるので、リカバリー含めて一週間は時間を取る。

私の中での大前提は早割必須なので、最初から早割(数パターンある場合は一番割引率の高い早割)でスケジュールを組む。それが間に合わないようであればそもそも印刷所さんごと変えてしまうこともある。
今のところそこまで差し迫ったことはないが、スケジュール間に合わなかったときのために別の印刷所さんの目星も付けるようにしている。

〆切から逆算してスタートを決める

締切が概ねわかったところで、じゃあ今あるネタや出したい本の内容を踏まえてどれくらいかかるかなってことでスタートを切る。
といいつつ、もうやるぞって決めたら原稿に関わる作業は始めてしまうけれど。だっていつ、どのタイミングで追加情報が来るかわからないからね!手広くいろんなジャンルに手を出しているといくら時間があっても足りない。

では実際どれくらいで書いているのか、というとかなりバラバラである。
今年最初に出した同人誌は結果再録が大半になったが、当初書き下ろし短編三本(5000字程度/本)想定だったが再録+書き下ろし(書き下ろしは少し長め)にしたとして、出すことを決めた去年の9月頃には書き始め、仕上げは辺獄と少し被るくらいだったので年明けすぐくらいまで書いていた。そのうち暁月開始から一ヶ月くらいはほぼ手つかずだったものの予定していた締切には間に合っている。
一方9月に出した折本のうち、再録のない短編はうだうだと悩みながらも一週間くらいで書ききった。何なら本を出すことを決めたのも締切一ヶ月切ったくらいで「折本なら間に合うのでは?」という軽い気持ちだった。
(もうこの辺は原稿末期すぎて感覚がおかしい)

来年はゆっくり同人活動する!はずが…

今年は久しぶりにはじめた同人活動で、ハイペースにハイペースを重ねがんばりすぎたなぁという自覚はある。だから「来年はもう少しゆっくり同人活動するぞ~」だなんて思っていたのに、気づいたらもう向こう半年、6月までスケジュールが決まっている。当然、合間にゲームもある。
推しゲームは半年周期くらいで新作出るだろうことは想像つくし、そこと被らないくらいの絶妙なタイミングでFF14はメジャーパッチが来るしでゆっくりどころじゃない。
心の健康が保たれるので自分のペースでこれからも同人活動をしていきたいと思う。ということで、新年早々原稿着手から始めます。

どうしてこうなった。

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