大学合格への道のり(6)メンタル

メンヘラで有名な私ですが、受験においてはメンタルが最強でした。高3の最初の模試でE判定が出ても、自分は誰よりも努力しているという自負があったので、自信を失うことはまったくありませんでした。高2のみなさんは、これからメンタルを作っていく時期だと思うので、私がどうようにしてメンタル保っていたか、思い出して書いてみたいと思いました。

(1)計画をして、行動をする

私は昔から、不安を感じやすい性格でした。人間関係がこじれることも多く、とてもじゃないけど、普段からメンタルの安定した落ち着いた人間ではありませんでした。(はい、今もそうです。)でも、何か目標があってそれを成し遂げようとするときは、人に比べてメンタルがとても強いと思います。一つ目の理由は、綿密に計画を立てて、それを必ず実行したことです。もちろん計画が少し狂うことはあります。でもできる限りすべて実行しました。たとえばこの問題集を1週間で1周する、と決めれば、多少遅れることはあっても、必ずやりました。そうして、自分がやろうと思ったことを、必ずやる、というのを繰り返しました。途中から自己暗示みたいなのにかかってきて、「私は決めたらやる人なのだ」と思い込んでいました。実際は、やりたくないなあと思ったり、そこまでやる気がメラメラ沸かない日もあります。でも、まずは机に向かって、ノートと問題集を開くようにしました。不思議なもので、習慣にすると、それがだんだん自分のスタンスになっていくのです。やらないほうが気持ち悪い。歯磨きと一緒ですね。そうして、有言実行する自分を作り上げていきました。行動すれば、多かれ少なかれ、結果が伴います。そうして、結果を積み上げて、自信としました。私の場合は、おそらく中学生のころからその傾向はあったけど、やはり大学受験期にはとくにやるといったら絶対やる!というスタンスが出来上がっていた気がします。

(2)小さな「できた」を重ねる

何事もちょっと努力したからといってはじめからすべてが上手くことはありません。でも、単元ごとならば、いったんは完璧に仕上げることができます。例えば、一つの単元を終わったら、必ず自己テストをしてみる。覚えきれていなかったら、もう一度復習して、自己テストで満足のいく結果が出るまでやる。小さく区切ってやれば、自分の出来栄えは割と自分の思い通りになります。そのようにして、小さな「できた」を積み上げていきました。そうすると、一つ一つの「できた」に対して、自信がつくので、全単元やり終えるころには自信の塊になるわけです。全単元やったあとは、総合問題をやっていきます。単元ごとにやれば10割できるのに、総合問題では6割くらいになります。でもこれも、しっかりと復習しながらやっていると、徐々に8割くらいとれるようになるものです。一度は「できた」分野だから間違えても、復習すれば絶対大丈夫!と前向きでいられます。そしてその次は入試の過去問。過去問でいつも7~8割取れるようになれば、もう、決して自信を失うことはありません。

(3)高3になっても定期テストで上位をキープする

学校内での順位が良くったって、それは井の中の蛙じゃないか。そういうふうに言う人もいるでしょう。でも私はそうは思いませんでした。学年に300人くらいいましたが、その中でトップ層に入ることを目指しました。せいぜい300人の中で10位に入れないのに、3000人の受験生がいたら100位に入れるわけがありません。逆に言えば、300人の中で10位に入れるならば、3000人の中で100位に入れる、そう思えるわけです。学内で、周りを蹴散らすことで、自信をつけました。高3ともなれば、周りも本気なので、特に主要教科で人よりもいい点を取ることは簡単ではありません。でも、私はこう思って必死でやりました。「クラスメイトにも勝てないようならば、受験で勝てるわけがない。」当時の日記には、定期テストのたびに、「打倒○○(クラスメイトの名前)」って書いていました。(今考えると怖い、やっぱりメンヘラだったのかな)テストで、「○○に勝つ!」、とクラスメイトを良きライバルにしてみてはどうでしょうか。

・まとめ

以上、受験期のメンタルの作り方について書きました。ほかにも、字をきれいに書くとか、根をつめすぎない、とかいろいろあるとは思いますが、まずは気持ちをboostすることです。みなさんが、高3をロケットスタートではじめられることを祈っています。









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