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マイクロストラテジー(MSTR) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
MicroStrategy Incorporated($MSTR)

業界:
ビジネスインテリジェンス(BI)およびモバイルソフトウェア、クラウドサービス

本社:
バージニア州、アメリカ

上場年:
1998年(NASDAQ)

概要:
MicroStrategyは、ビジネスインテリジェンス(BI)および分析ソフトウェアのリーディングプロバイダーです。
1989年に設立され、データ駆動型の意思決定を支援するソリューションを提供しています。
最新のAI技術を統合し、企業がデータから価値を引き出し、戦略的な洞察を得ることを可能にします。

事業内容:
主な製品は、データ分析とビジュアライゼーションツール、モバイルアプリケーション開発プラットフォーム、およびクラウドベースのサービスです。
これにより、企業は大量のデータを効率的に処理し、リアルタイムでの意思決定を支援することができます。
また、MicroStrategyのプラットフォームは、AIを活用してデータのアクセスと分析を自動化し、ユーザーの生産性を向上させます。

類似企業:
Tableau Software(現在はSalesforceの一部、アメリカ)、富士通株式会社(日本)

公式HP:
https://www.microstrategy.com

決算

EPS:実際$-7.62 予想$-0.21 *比較困難
❌売上高:実際$111.44M 予想$121.99M
前年同期比売上高成長率:-7.4%

Memo:
第2四半期の初めから12,222ビットコインを8億520万ドル(1ビットコイン当たり65,882ドル)で取得。
2024年7月31日時点で226,500ビットコインを総額8,300億ドル(1ビットコイン当たり36,821ドル)で保有。
サブスクリプション・サービスの売上高は2,410万ドル、前年同期比21%増。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント
フォン・レは、MicroStrategyが世界初のビットコイン開発企業であることを強調し、ビットコインネットワークの継続的な開発に専念していると述べた。
さらに、ソフトウェアテクノロジー事業が主要な収益源であり、ビットコインの取得を通じて株主価値の創出を目指していると述べた。

2.戦略と取り組み
MicroStrategyは、ビットコインの取得を主要な戦略としており、キャッシュフロー、株式発行、債務による資金調達を通じてビットコインを蓄積している。
ビットコインの取得メカニズムとして、ソフトウェア販売によるキャッシュフロー、株式発行、債務による資金調達の3つを活用している。

3.市場の動向とマクロ経済要因
ビットコイン価格の上昇や、機関投資家の注目を集めているビットコインETFの承認がビットコイン市場に追い風となっている。
ビットコインは政治的議論の俎上に上がっており、政策立案者や機関からの支持が高まっている。

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