【北海道】最適な生き方を探す旅のはじまり

北海道にて開催することなった、音声療法「Ceremony Your name is Your mantrah」。どうして北海道での開催を決めたのか。わたしと北海道の繋がりをお話ししたいと思います。

北海道に惹かれ始めたのは、2010年頃。
子供服のデザインをしていた同僚が、「わたしどさんこになる！」と宣言し、仕事をやめて、新得町のレディースファームスクールに入所したのがきっかけでした。

orans の前身である sous le nez が生まれてほやほやの頃から、彼女に会うため北海道を訪れたり、アロマ環境協会認定講師として訪れるうちに、北海道は「生きることと働くことのバランス」をみせてくれる大切な場所になりました。

それは、言葉ではなく土地のエネルギーや、そこで育ったみなさんの気配から感じたものです。広々とした空や大地はもちろん、ファームで身体を動かして働いている人たち。イベントをするとなると、車に乗って家族総出で準備をしている姿。「生きる」と「動く（働く）」の齟齬がなく、自然あるいは、それを動かす大きなものを一体となりながら、暮らしている姿を見て、わたしの心地よい生き方って、今のままでいいのかな？と考えるきっかけをくれたのが、北海道です。

そのおかげで、わたしは、暮らしと仕事のグッドバランスを探すべく、いろんな国に長く滞在する旅を始めました。例えば、ポルトガルのカステラ屋さんでアルバイトしたり、スペイン巡礼やボイスヒーリング留学などに出かけたり。

じぶんの最適な生き方を探す旅をはじめることができたのは、北海道とそこに住まう人たちのおかげです。

わたしと彼の地を繋ぐ、一番大きなきっかけとなったのは、2019年札幌 ヒシガタ文庫さん主宰の「冬のヒシガタ市」【 月星座のLIP CREAM BAR 】の開催。

たくさんの方が興味をもって、訪ねてくださりました（中には東京から足を伸ばしてくれた方も）。
ありがたいことに、そこで出会った出展者さんやお客さんが「星と香りラボラトリー」や「1dayクラス」をご受講くださり、少しずつご縁が広がって、この度「小西健二音楽堂」にて宿泊リトリート「Ceremony Your name is Your mantrah」を開催させていただけるはこびとなりました。

ご縁を繋いでくださったのは、旭川のアロマテラピーサロン ilo の「森さちこ」さん
https://ilo.bz/

orans 星と香りラボラトリーの受講生さんでもあり、現在は、アロマやエサレンをはじめ、ボディワークを深められています。
さちこさんとわたしは「歌うのが好き」という共通点があり、そのことを話しているうちに、ふと出てきたのが音楽堂のお話でした。

「小西健二音楽堂」は音のために建てられた住居。
小西さんの没後、建物は東川に寄贈され、音楽愛好家たちによって守られてきました。

東京、横浜、京都と、声のワークの会を重ねつつ、「宿泊できて、声の響く場所があったら」と夢を描いていたところ、ぴったりの場所が、さちこさんの口から降ってきたので、驚きと喜びで、すぐにお願いすることを決めました。

できれば、この機会だけでなく、継続して、東川で「声と五感アートラボ（6回講座）」も開催したいと思っています。

ぜひこの機会に「音声療法」をご体験いただき、この先も一緒に声の探求を続けていけたらと、心より願っております。

2011年に訪れた際の写真。フィルーターが懐かしい笑