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最近の動向とリニアのスプリング替えた話

ドーモ、

月頭に体調崩してからなんかずっと心身ともに低空飛行だったけどそんな私のモチベーションになったのはメカニカルキーボードへの意欲!
というわけではないですが(考えすぎると物欲に苦しむので
ちょっと軽くて扱いづらいかもしれんなあと思ってたリニアキースイッチ(KTT Grapefruit)のバネ、スプリングを換装した感想などでも書こう。

スプリングを換装するといっても、星の数ほど種類があるスプリングのどれに替えるべきなのか、何個も何個も買えるわけではないので慎重に見極めねばならないということで、ここの調査に2週間ほどかかった気がする。 といっても好きな押下圧動作圧は結構個人差が大きいので、今まで触った遍歴から自分の好み感を分析した方が間違いなかろう。

遍歴

  1. kailh box silent brown:タクタイル、65gプレッシャーポイント、バンプの山を越えて45gがオペレーティングポイント。今まで愛用していた古いメンブレンのキーボードに近い感じがある。

  2. Outemu silent gray:タクタイル、Aliで買った18mm55gのスプリングに換装、多分silent brownと同じかちょいスタートが重いかな…?くらいの差。

  3. Tecsee purple panda:タクタイル、アクチュエーション55gボトムアウト67g、いわゆるスプリングの重さ表記では68g(だそうです) 結構はっきりスタートが重く、ゲーム向きではないな! って感じがする

  4. 備考:当初考えていたアーキスのキーボード買う説によるとCherryの黒軸がいい感じかなと思っていたものの、実機に触れるとちょい重いか…?? 赤と黒の中間くらいが丁度いいのかしらんとか考えていた。つまり黄であるがあれはボトムアウト60ちょいだった気がする。

以上を加味してまあボトムアウト62g~65gくらいがいいのかな…???となったが、タクタイルとリニアだと事情も違うだろうしな~、この辺の知識情報なんかないかな~~~~と探してたら、Redditの結構前のやりとりがひっかかり、曰く

「SPRiT Designsのスプリング使ってリニアで打ち心地を楽しみたいなら、スローカーブの63.5IIとか65IIとかがオススメかな~~ ちょうどよく跳ね返ってくる感じが楽しいだぜ!!(意訳)
そのあと好みに合わせてもっと重いのを力強く叩くのも楽しいだぜ!!!(意訳)」

というナイスなレスを発見し、ありがとう先人の知恵!! とゆーしゃさんウェブショップに意気揚々と入店したものの、ちょうどそのスプリングが売り切れており、意気消沈なのであった。 ~完~

最善はなくとも、まあそこまでこまかい違いは分かんねえだろうということで買ったのであった。スローカーブスプリングを。65gのIです。IとIIでどう違うかというとスタート地点が違っていて、IIの方が坂がさらに平らになるようである。まあないもんは仕方ないのだ。

スプリング用のKrytox105も買ったのであった。

ところでスローカーブスプリング、何がどうスローかというと押し込み始めから押し込み終わりまでの加重圧変化が(リニアカーブのものに比べて)スローであるということだそうである。つまりゴリラ🦍なのでリニアのキースイッチが意図せず押ささってしまうよ~~~という待機指バカちからニンゲンにおいては開始圧が高めかつリニアスイッチの良さであるアクチュエーションポイントまでのなめらかさを共存できるスローカーブスプリングがいいのかもしれない。しらんけど。

じゃあ換装しよう

キースイッチをオープナーに乗っけて
スリスリ(前後にこすり付けるようにしつつ)
グッ(押し付ける)
すると上部パーツと下部パーツが外れるので各パーツをバラす
バラしたボトムパーツを台において

新しいスプリングを容器に入れオイルをすこーし垂らし(筆とか使ってもいいぞ)蓋をしてシャカシャカシャカシャカして全体にまぶして

いい感じになったおニューのスプリングを設置し、パーツをはめていく


上手にできました


換装した感想ですが

まず「あ~キーが勝手に押ささっちゃった~~~😫」という事案は劇的に減った。良きかな。(「女の園の星」という漫画で描き文字の顔文字語尾がかわいらしくてちょっと真似していきたい、やったところであのかわいさは模倣できない、それはそう)

それからスローカーブの恩恵なのか、軽めにタイピングするとスプリングのほどよい反発がタクタイルのような触感をもたらし楽しいのである。これ、もしかしたらガスケットマウントとポリカーボネートのプレート(今流行りのやつ)だったらもっとぼよんぼよんして楽しいのではないかと思える程度に打鍵感が変化した。もちろんリニアなので押し込んだらスコンと底に行くんだけどその感の反発が感じられてよい。というか今までほぼ無抵抗で底まで行ってる感じがして、それはそれで職業タイピストとか一生キーボード打ち続ける人はその方が負担が軽いのかもしれないけれど、趣味として愛でたりたまにMMOでチャットするくらいのライトユーザーや指の筋肉ゴリラ🦍人間はこれくらいの重さがよろしそうである。

今までスプリングのルブは筆でtrybosys3203というゆるめのグリスを薄ーくぬりぬりしていたのだが、今回はいわゆるバッグルブ(要するにシャカチキ方式だ)初めてやってみた。感想はまあもちろん楽~!!!!の一言である。ただ諸説あってオイルルブだと経年でオイルがボトムハウジング側に垂れてしまうとか、そういう事情があるからスプリングの両端にちょいとグリスを塗って使ううちにスプリング全体になじませた方が良いとかいろいろある。のだが、とにかくバッグルブは楽であること、塗りすぎによる失敗のことを考えなくていいのはアドであると思った。

あと3種類ほどキースイッチのルブをやってみて、「これはやはりルブステーション的なものが必要であるなあ」と痛感したので、最近導入した800円のGateron keyswitch testerなる穴の開いたアクリル板が非常によかった。最終的に組み立てるときにボトムハウジングにスプリングを入れステムをのせトップハウジングを上から嵌める、という工程があるのだが、そのときボトムハウジングを机の上にコロンと置いておくとどうしても安定しない。そりゃ端子とかツメとかありますからね。なので、スプリングやステムを置く穴も開いているような、ちゃんとしたルブステーションを買うほどではないけれど、組み立てるときこういう治具があるのは良いなと思った。ちなみにこれをルブステーション代わりに使う場合は裏面がいい感じに穴がでかくてそのまま組付けられる。

そういうわけでいい感じのリニアスイッチを手に入れたわけだが

この人もう次の知らんスイッチ発注かけてるし次はクリッキー買ったって本当ですか!? 懲りないねえ~~~~~~!!!!!!!!
(アイリスアウト)

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