韓国初の暗号通貨規制はどんなもの？OrangeXでのキャンペーンも解説

韓国の金融規制当局（FSC）が、「暗号資産利用者保護法」を7月19日から施行しました。韓国初の暗号通貨規制がどのようなものか詳しく解説します。

韓国の規制はこれまでどうだった？

韓国では、暗号資産の取引が急増する中で、2017年から2018年にかけて規制が強化されました。この時期、政府は匿名取引の禁止や、取引所に対する厳しい監視を導入しました。特に、2018年には大規模なハッキング事件が発生し、これが規制強化の一因となりました。

2019年には、一部の規制が緩和され、暗号資産の交換や売買が再び活発化しました。この時期、韓国政府は暗号資産を「容認しつつも適宜規制する」姿勢を示しました。

利用者保護の法律施行へ

韓国の金融サービス委員会（FSC）は、暗号資産利用者の保護に関する新たな法律施行令を可決しました。この法律は、暗号資産を電子的に取引される経済的価値のある電子トークンとして定義し、暗号資産サービスプロバイダー（VASP）に対して顧客の資産を安全に保管・管理することを義務付けています。また、不正行為に対する罰則や制裁も設けられています。

また、韓国の20の暗号通貨取引所と業界団体は、既存の1300以上の暗号通貨を再評価するための新たな行動規範を設定しました。この自主規制基準は2024年7月19日に施行され、今後新たに上場する暗号通貨は形式的および質的要件を満たす必要があります。既存のトークンは6か月の猶予期間内に再検討され、取引所は独立した意思決定機関を設置して上場・廃止の決定を行います。

NFTに関するガイドラインも登場

さらに、韓国の金融当局はNFT（非代替性トークン）を暗号通貨として定義するガイドラインを発表しました。これは新たな規制枠組みに先立つもので、NFTに対する明確な規制が進められています。

これらの動きは、韓国における暗号資産の市場を健全化し、利用者の保護を強化することを目的としています。

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