見出し画像

My Favorite Games 100(その5・PC-88編①)

先週までは、アーケードゲームを中心に自分のゲーム遍歴を語ってきました。今週からは、私の幼い頃のゲーム遍歴の大きな一つである、PC-88について語ろうと思います。

なお、正確にはNECが出した「PC-8801mk2SR」という機種になります。私の記憶では、PC-8001→PC-8801→PC-8801mk2→PC-8801mk2SRという進化になりますね。

なお、Wikipediaを眺めてみたら、私の知らない後継機種もたくさん出ていてビックリです(笑)

全く余談ながら、上記のような多機種展開の失敗については、過去の成功体験にしがみついていると、いつか失敗する例とも読めますね。栄枯盛衰というか盛者必衰という感じでしょうか。

さて、以下にはPC-88で個人的に特に好きだったゲームをあげていこうと思います。

テグザー

ゲームアーツが出したアクションゲームですね。小気味が良いBGMと可変式の自機(飛行形態とロボット)が特徴的なゲームで、当時の88ユーザーは全員遊んだことがあるのでは?と思うくらいの名作だと思います。なお、ファミコンにも移植されましたが、移植度は低いと感じました。

ロボット形態による複数敵へのレーザーの同時攻撃は、当時、度肝を抜かれるくらいに驚きましたね。あとは、バリアがあるのも特徴的で、燃料のコントロールをどのようにするか、というのがとても重要なゲームですね。隠しキャラや隠し通路を知っていると燃料を効果的に補充できたり、燃料の上限を増やすことが出来るのも印象深いです。

またバリア使わないでクリアすると、ボーナスがあるというのも面白いシステムですよね。序盤はよくこのボーナスを狙いましたね。

なお、このゲームはループゲーでもあるので、エンディングはないですが、グラディウスの様に特徴の有る面も多く、長く遊べるゲームでしたね。ゲームオーバー後に流れるベートーベンのピアノソナタ「月光」も印象的でした。

ファイヤーフォーク(テグザー2)

時代は大きく先に移りますが、テグザーの続編として出た作品ですね。初代テグザーはストーリーが殆どないゲームでもありましたが、続編においては肉厚のストーリーがつきました。このころに流行のOPムービーを導入したり、戦闘中に味方と通信するのも印象深いですね。

ゲームとしても、自機にオプションがついたり武器が多様になったりして、攻撃が多彩になったことに加え、ステージ構成も前作から正統進化して好印象です。

なによりこのゲームはBGMがとても良く、ネットに上がっているBGMをたまに聞いたりするくらいには好きな作品ですね。

あとは、なんといってもラスボスのインパクトは未だに忘れられないです。これを超えるラスボスっていないのでは?と思うくらいには自分にとってインパクトが大きかったです。

あと、エンディングに至るまでのストーリーもとても良かったですね。なぜ、再び敵が来襲してきたのかの真相にはとても驚きました。ストーリーや音楽も含めて、本当に良い作品だと思います。

三国志シリーズ

光栄(当時)が出した歴史シミュレーションゲームであり、武将が大量に出る事に加えて、各武将に能力値があるのが非常に印象深いゲームでした。現代に続くまで続編が出続けている事でも、このゲームが持つ歴史性が際立つと思います。

とある雑誌に全武将の能力値が載っており、ゲームを購入する前にその能力値を眺めているだけで楽しかった記憶がありますね。能力値が高い武将を見るのはもちろん楽しいのですが、妙に能力値が低い武将を探すのも楽しかったりして。

初代は火計が異様に強かった記憶があります。なんにせよ、様々な武将で遊べるので、中華統一しても何度でも楽しめる1作品でした。そうそう、略奪やイナゴのイベントも印象深いですね。

続編になると武将の顔がグレードアップするのと、ストーリーが微妙に織り込まれるなど、徐々に深みが増してくるのも良かったです。貂蟬のイベントなど、未だに覚えてますね。オチがとてもひどいですよね。。。

信長の野望 武将風雲録

信長の野望は全国版の前の初代から遊んでいますが、武将風雲録でひとまず完成した印象がありますね。こちらも現代に続くまで続編が出ているので、ゲーム史に残る名作かと思います。

色んな時代で遊べるのも面白いですし、様々な武将で戦うのも楽しいです。初心者では強い武将で遊ぶのも良いですし、徐々に弱い武将で全国統一するのも、また良しです。自分自身の熟練度に応じて、自分なりの縛りプレイが出来るのも良いですね。あとは、史実に則った歴史イベントを起こすのも楽しかったですね。

コツコツ内政するのも面白いですし、城攻めもシステムとして面白く、とても楽しいゲームでしたね。小田原城が妙に広くて固いのは未だに覚えています。

青き狼と白き牝鹿シリーズ

ジンギスカン(テムジン)が主人公のゲームですね。初代も面白かったですが、リメイク風の続編も面白かったです。続編では、プレーヤーキャラとして頼朝が使えた記憶があります。現代に出すと物議を醸しそうなオルドシステムを使って後継者を如何に育てるか、というのも印象深いゲームですね。

そうそう、気まぐれで来る各種商人との取引で儲けるのも楽しいです。ウイグル商人という名称は未だに覚えていますね。

ともあれ、信長の野望とは打って変わったゲームシステムはとても楽しかったですね。現代に出すと色んな意味でNGなゲームな気がしますが、また遊んでみたいシリーズでもありますね。

水滸伝

好漢達をコツコツ集めるのに夢中になったゲームですね。この当時の光栄のゲームは、シリーズによってガラリと様相を変えてきて、ゲームに夢やロマンが詰まっていたなぁ、という印象がありますね。

なお、このゲームは宋の時代であるため、「金国が攻めてくるまでにクリアが必要」という、タイムリミットがあったり、主人公に対する人気システムがあったり、妖術があったり、季節によって戦闘のやり方が変わるなど、本当に独特なゲームだったという印象があります。

こちらも、現代に続編を出すと、色んなところからクレームが来そうなゲームでもありますが、久しぶりに遊んでみたい1作品でもありますね。

ランペルール

こちらも光栄が出した歴史シミュレーションゲームで、ナポレオンが主人公のゲームですね。主人公が立身出世するたびに使えるコマンドが増えてくると言う構成で、戦闘においては砲兵が特徴的であるゲームですね。遠距離攻撃は出来るけど、接近戦がとても弱い等。あとは外交を駆使しないと勝てないゲームとしても有名ですね。

このゲームに出てくる政治家は特徴的な人が非常に多く、このゲームから当時の軍人や政治家の名前を覚えたりしました。タレイランやネルソン、ウェリントン、メッテルニッヒなどなど。

海上封鎖やナポレオン包囲網など、歴史上のイベントも再現しており、とても面白いゲームだったと記憶しています。またいずれ遊んでみたい作品ですね。

ハイドライド

RPGという概念をとてもわかりやすく、かつシンプルに提示した1作品でもありますね。経験値を貯めることでキャラクターが強くなるというのは、このゲームで初めて知った気がします。また、攻撃と防御を切り替えるシステムで、防御のまま敵を殴るという攻略も印象深いです。

画面の下にアイテムが表示されるのが、とてもシンプル分かりやすく、ドルアーガの塔を彷彿させますね。(時代的には似たような時代だったような。。。)

様々な謎を解きつつアイテムを集めて、ラスボスであるバラリスを倒すというゲーム性は、当時熱狂して遊んだ記憶がありますね。この世代のゲームあるあるの割と理不尽な謎解きもあったりしますが、それも含めてこのゲームの味でもありますね。

忘れた頃に遊び直すと楽しくもあり、何度も遊んだ記憶があります。違うメーカーでは有りますが、トリトーンというゲームも、ハイドライドの魔改造みたいなゲームで面白かったですね。

ハイドライド2

大人気作品だったハイドライドの続編です。魔法の概念が入った正統進化で、時代は全然違いますが、システムに魔法を追加するという意味では、魔界村→大魔界村を想起させますね。

1と比べてマップが大量に増えたため、様々な場所に行くことができて楽しい反面、割と理不尽な謎解きは相変わらずで、行く場所が増えた分だけ手間も猛烈に増えて、1と比べると苦しいゲームになった印象はありますね。

ひたすら全画面でサーチの魔法を使ったのも良い思い出ですし、カルマシステムも謎でした。

あとは、ラスボスの倒し方が印象深いですね。分かっているとアッサリだけど、分からないと永遠に分からないというのは今、思い返しても面白いなと思います。

こちらは一度クリアした後、色んな意味で面倒くさいので、二度と遊ばなかったですね(笑)

ハイドライド3

ハイドライドシリーズの最終作品ですね。グラフィックが猛烈に綺麗になり、装備が大量に増え、かつ重量の概念が入りました。重量の概念は面白さがある反面、面倒さの方が上回った印象がありますね。そうそう、住民と会話できるようになったのも正統進化ですね。

遠距離武器が入ったのも印象深いですし、200階ある塔の存在など、様々なインパクトがある面も多く、また2と比べても理不尽な謎解きはだいぶ減った印象があり、割と楽しんで遊べる1作品になった記憶があります。

こちらもラスボスの倒し方に特徴があり、倒し方を知らないと永遠に倒せないというのが面白いところではありますね。ただ、2に比べるとこちらの方が気がつきやすい気はします。

きちんとしたエンディングもついており、ストーリーにもきちんとオチがついていて、個人的にも非常に印象深い作品になりました。


という感じで、駆け足で10作品を紹介してみました。というか、テグサーと歴史シミュレーションゲームとハイドライドしか語ってないですね(苦笑)

上記以外で印象深い作品も10作品ありますので、それはまた来週、語りたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?