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言葉を発するときは3つの門を意識する

昔の賢人たちは、発しようとしている言葉が三つの門をくぐったときはじめて、その言葉を口にしたそうです。
 
1.これらの言葉は真実か?
2.これらの言葉は必要か?
3.これらの言葉に思いやりはあるか?


最低限のルール(マナー)として、真実であるかどうか、はきちんと確認した方が良いと思っています。普段の生活でもネット環境でもそうですが、いわゆるデマは多く存在するわけで、少なくとも受け取ったデマは拡散しない、という事は意識した方が良いです。

それと「真実ならば発言しても良い」と思いがちですが、真実というのは剣のようなもので、使いようによっては容易に人を傷つけます。真実をぶつける前に相手の状況や立場を確認した方が上手くいくケースが多いな、とも個人的には感じます。

また、真実なんだけど必要が無い発言というのも世の中にはたくさんあります。いわゆる「言い損」という類いの発言がそれで、指摘自身は正しいんだけど、言われた人も言った本人も傷つくだけ、という言葉が良くあります。言う必要があるのか、というのは常に考えた方が良いかと思います。「良薬は口に苦し」なんて単語を思いついたときは要注意です。本当に薬になるのか?毒じゃないのか?は意識した方が良いです。

あと、思いやりはあるか?というのは本当に必須な問いだよな、と思います。真実であり、必要であっても、思いやりがない発言は相手には届きません。「やさしい嘘」のように、真実でないけど、必要であり、思いやりがある発言なら、許される気がします。

優先順位的には「思いやり」>「必要性」>「真実」な気がしますね。

また、怒ったときには百を数える、というのも必要ですし、相手の言葉にすぐに反応しないというのも大切です。怒ったときは上記3つの門の事を忘れることが多いため、冷静になって門をくぐるの必要があります。
 
「反応と刺激」の関係も意識した方が良く、人から刺激を受けたとしても、すぐさま反応せず、一呼吸おくのは意識した方が良いと思います。

あと、自分自身も自分が発した言葉を聞く訳なので、思いやりがある良い言葉をしゃべる事を意識したいなぁ、と思います。「バラを渡す手には、良い香りが残る」なんて言葉もありますからね。

皆様にとって2020年も良い年になりますように。

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