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向いていることだけで自分の進路を決めてはいけない 苦手な部分は徹底的に避けよ

はじめに

まず、このツイートを見ていただきたい。

人が自分の進路を決めるとき、興味のあること、面白いと思う感情、効率性、を判断し選びなさいという指摘にあふれている。向いていることを仕事にすれば成長し、活躍できる、と。

この概念を提唱したのは、私の記憶では、任天堂元社長の故・岩田氏。また、今でしょ!で有名な林修氏。立派なライフハックだと思う。そう、向いていれば成長しやすく、向いていない競争相手に対し頭角を現せる。

そして、たくさんの人がこの概念に夢中だと思う。

ところが、この観点には落とし穴がある。向いていて、成長するだけという配慮だけでは、活躍するために足りないことがあるのだ。

それは、自分を過大評価する、という人間の性質そのもの。向いている領域で成功することで自信をつけ、そして向いていないことにすら手を出し、そこから破滅に向かう人も多い。どうしてあの成功者があんなことを、と言う話をよく聞かないだろうか。

特に、私は就職氷河期世代を生き抜き、成功と失敗を分ける境界線が恐ろしく狭いことを知っている。ちょっとの差で谷底に突き落とされる時代を見てきた。これには明らかなからくりが存在する。

ぜひ、この失敗線を超えないように、これから書くことを肝に命じてほしい。誰にでもある話である。


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