「女性・女系天皇」について考える。

天皇陛下の退位が無事に完了し、新たな時代を迎えた。令和の時代がどのような時代となるかは、我々自身の手によって定められる。人それぞれいろいろな思いを抱えながら、令和の時代を生き、羽ばたいていくだろう。
今回いわゆる「女性・女系天皇」について考えてみたい。
まず、この表現に違和感を覚えるのは私だけであろうか。女性天皇は過去にも存在したが、女系天皇はこれまで一度も誕生したことがなく、実際になるとすると前代未聞の一大事である。女系天皇の誕生は、これまで男系天皇で続いてきた血統を断絶することにつながる。126代続いている歴史に終止符を打つことになるのである。「女性・女系天皇」は全く別問題である。しかしアンケートなどの統計では、同時に集計しているものもあり、アンケートを作った人の良識を疑う。
これまで日本ほど長く皇室の歴史が続いた国はほかにない。日本が世界に誇ることができる文化であり、歴史である。そのような背景をまったく伝えずに、テレビをはじめマスメディアでも報じられている。皇族に男性がいないため、だったら女性にも皇位継承をさせてその孫にも継がせればいいということは言語道断である。
このように皇室が歴史的に偉大なこともあり、各国から尊敬されているということを知らない人が多い。学校で教えるべきことなのに教えられていない。重要なことを教えずして、教育にならないのではないだろうか。マスメディアも同様に、視聴者・読者にわかりやすく、テーマの裏側まで伝えるようにすべきではないだろうか。

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