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山羊の牧場を歩いてみて

友人が訪ねてくると、決まって連れていきたい農場がある。山羊だけを飼っていて、山羊のチーズをつくっている。山羊は牛と違って出産の季節が決まっている。そう春の季節だ。そこからミルクは取れる半年間がチーズをつくれるというわけだ。それ以外の冬の時期は、薪を作ったり、本を読んだりと別な時間の過ごし方だ。

そんな牧場は笹薮だらけの急斜面に、水はないと言って、手で井戸を掘る。いくら掘ってもなかなか出てこない、その間6カ月。道も、家は地道に自分で作る。チーズ工房ももちろん、自分で作るのだ。今の時代に、生活と仕事を両立する。まさに自分の手で生きているのだ。いつも、友人を連れて行っては自分自身が感動している。

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