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パソコンの文字より手書きにグッとくることもある

 ネットショッピングもアンケート調査も、スマホやパソコンの打ち込みできるようになっているから、たまに手書きの紙を渡されると煩わしさを感じることもある。文字変換の予測機能は、数文字打っただけで呼び出してくれるし、うろ覚えの漢字も選択肢にあるからスムーズに書き込める。
 まあ、便利な時代になったものだ。かつて働いていた旅行会社の企画書では、「手書きの方が絶対に誠意や情熱は伝わる」と先輩に教えられたし、履歴書だったり、何かの申し込みも「下手でもいいから丁寧に書くことが自分を表現できる」と言われたものだ。
 それがどうだろう。今やパソコンで打った文章が当たり前だし、封筒の宛名もほとんど印刷されたものだ。まあ、「この字、なんて読むんだろう」の目を細くしたり、斜めから見たりしてもなかなかわからない文字もあるから、手書きがいいとは言えないことも多い。
 そんな時代ではあるけれど、やっぱり手書きのものは嬉しかったりする。ほとんどが印刷されてそのまま投函された年賀状より、メッセージが手書きのもの。旅先から送ってくれた手書きの絵はがき。もちろん、直筆の手紙は「自分にこんなにも時間をかけて書いてくれたんだな」と感動する。
 自粛の続く中、飲食店も休業になり、スタッフの人たちも仕事がなくなって自宅で過ごしていた人たちも多い。これから、新しい生活を過ごしてゆかなければならない自分たちに、ちょっとほっこりしたメッセージを見つけた。いつも行っていたお店の久しぶりの再会に、スタッフが心を込めたメッセージだ。

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