育児➤子供は勝手に育つのか

子供が自分で環境を選択できるようになったとき、勝手に育っていくのかもしれないが、乳幼児期においてそれはありえない。


育児をしていて、ふとこの言葉を思い出して、
誰が言い出したんだろう?と思ってググってみました。

「子供は勝手に育つ」・・・検索。
まさかの日経ビジネスの記事がヒット!
子は勝手に育つ、親の仕事は「邪魔しない」
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子供がある程度大きくなったときに、子供がしたいことを親が取捨選択するのは良くないとは思います。その時はむしろ、「勝手に育たせる」べきなのでしょう。親が邪魔しない、というのも納得できます。

でも、乳幼児期において「勝手に育つ」は絶対に間違っていると思います。
謙遜で言っているならまだしも、本気で言っているとしたら「私は育児に参加してきませんでした」と大きな声でいっているのと変わらないんじゃないかな、と。

まず、乳幼児は自分で食事をすることも、水を飲むことも、トイレに行くこともできません。誰かが育てないと子供は死んでしまいます。

親が23時24時と深夜に寝る生活をしていたら、子供もその生活サイクルになるでしょう。ずっと家にいて、テレビしか見ない生活をしていたら、5感が鍛えられることもないでしょう。
春は暖かく鶯が鳴き、夏はうだるような暑さがあるから水遊びが楽しくて、秋は紅葉が美しく、冬は寒さの中でも星が美しいことも、わからない人間になってしまうかもしれません。
愛情がなければ、一人では「自己肯定感」を育てることはできないし、会話をしなければ、1歳すぎても会話が通じないかもしれない。

今、自分の子供が毎日笑って、元気に遊んでいるのは
寝不足でも、体調がすぐれなくても、泣いている子供を一生懸命抱っこしながら、育てたお母さん、お父さんがいるからで、子供が一人で育っていったわけではない、と思うのです。


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