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久米島キッズケアラボ
医療ケアが必要な子どもたち。通称、医ケアキッズ。
病院と自宅の往復だった彼ら彼女らに、3つめの居場所として2012年に福井で立ち上がった“オレンジキッズケアラボ”。“友だち”と“遊び”を得た子どもたちは、病気や障害を理由に“無理”だと決めつけられてしまっていた「成長」を取り戻していきました。間近で見てたら、びっくりすることいっぱい起きました。病院では座れないって言われた子が座れたり。喋れないって子が喋れたり。
![スクリーンショット 2019-12-22 15.54.59](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17120144/picture_pc_e17d598dedfa3e479927a03356c52689.png?width=1200)
やがて、ケアラボだけでなく、公園へ、山へ、海へ、どんどん活動場所を拡げ、その度にできることや可能性も拡げていくんです。それはもう、どんどん。止められない感覚です。そしてついに、2015年からは、毎夏、軽井沢に拠点を持って活動を開始することになりました。軽井沢キッズケアラボ、の始まりです。
![スクリーンショット 2019-12-22 15.58.57](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17120265/picture_pc_94c20450de0406517befc56ceeaa3ebd.png?width=1200)
軽井沢キッズケアラボ は、全国の医ケアキッズが集まるようになり、全国から医療職や大学生のボランティアが集まるようにもなりました。そして、高校生、中学生の参加者も増えて来ました。
普段出会わない人たちとの出会い、非日常の空間で暮らしを重ねることは、ますます子どもたちの成長と可能性を拡げる。ってことを体感しました。
そして、今回。
離島でキッズケアラボ!!
移動を躊躇しない、しなくてもいい環境が、人を、地域を、成長させる。
決して、医ケアキッズだけのことを言っているのではない。みんな。
みんな、成長するって話。
きっかけと経緯はこちら。
沖縄県の久米島には、医療的ケア児が住んでいません。
久米島では医療的ケアが必要な子ども(医ケアキッズ)とその家族が暮らしていくための環境が整っていない為、島を離れざるを得ないのです。
今回、様々なコラボと化学反応が起き、実現に向かい動き始めました!
★初めての飛行機、初めての沖縄、初めての離島を体験する医ケアキッズたち。
★医ケアキッズを初めて受け入れ、たくさんのおもてなしと楽しみを準備している島民たち。
★医ケアキッズが地域で暮らすってどういうことなのか、一生懸命向き合う準備をしている島の医療・福祉・行政のプロたち。
★生まれてから一度も里帰りをしたことないキッズが、この機会に一緒に久米島を訪れる、初めての里帰り。
★島を訪れる親子を育み、久米島の自然を守り未来に託すことをミッションとしているチーム、風の帰る森。
★障害や医療ケアを言い訳にせず地域に飛び出した子どもたちが地域や社会をハッピーに変えて行くお手伝いをしているオレンジ。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17130902/picture_pc_1ed33e63260e80ecdc10b3939e97bf97.jpg?width=1200)
何が起こるかわからないけど、何かが届く、何かを感じる、何かが変わる。そう確信して、オレンジキッズケアラボと、風の帰る森 でプロジェクトチームを立ち上げ、
さらに、久米島町、久米島町社協、久米島病院、CAPTAIN STAG. の協力を得て、実現に至りました。
今回の活動拠点はまさにその“風の帰る森”。
こちら、建物周囲の工事がもう少しのため、正式なオープンはまだなのですが、今回、特別に利用させてもらっています!
2階にある5000冊の本がある図書室が魅力です!
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17121314/picture_pc_c20a07e0f382d5d1395396e25cffd66f.jpg?width=1200)
しかも今回はキャプテンスタッグさんのキャンプグッズが配置され、さらに居心地最強。ずーっといたくなる、そんな場所。
そして、久米島病院の医療チーム。
今年の春で院長を引退された深谷先生がなんとがっつりボランティアでいてくれます。さらに今、初期研修で横須賀から来ているドクターや、看護師さんたちも。島で唯一の小児科医、渡辺幸先生は企画段階から参加してくれています。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17121325/picture_pc_990ba7239d65d32554906a51613cadc0.jpg?width=1200)
さらに、島内の有名ホテルの料理長がなんと、ボランティアで厨房に!!!! メシが美味すぎるキャンプ。これって幸せすぎます。
![スクリーンショット 2019-12-22 13.05.47](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17115580/picture_pc_4bbff7dd712aa080f00c2e1816ec2d8f.png?width=1200)
他にも、久米島町の行政や社協、保育園、島内の子どもたち、看護学生さん、県外からも集まってくれたドラムサークルの皆さん、たっくさんの人たちに支えられての活動です。
医ケアキッズは、福井からあすかさん、よっちゃん。そして宮古島からのそうたくん。
![スクリーンショット 2019-12-22 21.24.08](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17130561/picture_pc_4efe365c0eb487ec6a5cf4fdc8da66d1.png?width=1200)
乗馬、島巡り、保育園の子どもたちの歓迎、バーベキュー、紅芋もちづくり、リズム遊び、島の中高生との交流。イベントも多いけど、滞在している風の帰る森の安心感、拠点感があるから、穏やかに時間が流れる。こんな風に滞在するのは初めての感覚。来た瞬間から、ずっといたくなる感じ。
なにせ、来てから、大移動の疲れも見せず絶好調のキッズたち。
つられて大人たちも、欲張ってたくさん遊んで笑って食べて、楽しみまくり。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17130811/picture_pc_4e35659627cf40293bf9e88237f22ddc.jpg?width=1200)
できないとこ潰し、から、できること繋ぎ、へ。
今回、気管カニュレや人工呼吸器、経鼻胃管やおっきなバギーを初めて見た島の人たち。
でも、それらを使いながら、いっぱい遊んで笑って過ごす子どもたち。
新しい、あたりまえを創るのは、先頭を走るキッズたち。
置いてかれないように、ついていかなきゃ、と大人や専門職が追いかける。そんな感じが、笑えるくらいステキです。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17130922/picture_pc_9284faa6b3d177a70518d3f8e12c0dc1.jpg?width=1200)
大人も子どもも、島人も島に来た人も、医ケアがあってもなくても、
みんな、緊張してたし不安だったし欲張ってたし楽しんでた。
ってことは、みんな新しい体験をしたってこと。次も面白いこと起こるよ、絶対。
久米島キッズケアラボは久米島町がふるさと納税の仕組みを使って寄付を集めました。ご支援頂いた皆さん、ありがとうございます!!
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