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こどもまんなか。こども家庭庁の委員会に参加してきました。

7月10日、
こども家庭審議会基本政策部会の
“こども・若者参画及び意見反映専門委員会”
が行われ、参加しました。

委員には高校生や大学生もいて、自分はほぼ最年長。
まさにこども・若者中心。

そして、20代の委員長、土肥さんの進行、
この委員会はこんなふうにしていこう!ってのがまたやさしくて前向きで
・委員全員が対等
・この場をこども・若者の参画のモデルにしていく
・高校生や大学生が分からないものは「分からない」と素直に言えるような場
という場を目指しましょう、と。とても重要な、この委員会らしい姿勢だなと思いました。

さらに委員の自己紹介では、高校の時ハマってたものを。
現役高校生はまさに今ハマっていることを話して。
あだ名が良い人はあだ名で呼び合いましょう、と。

真剣さと笑顔が行き来する一回目の委員会でした。

僕は、病気と医療者と親に「自分の意見」を奪われがちな 医療的ケア児の意見をどのように聴いていくのか。という僕自身もずっと向き合っているテーマについて、去年に引き続き発信させていただきます。あらゆるこどもたちの発信に耳を傾け、社会に向き合っている委員やこども家庭庁の皆さんと、深めていきたいと思っています。


13年間、キッズとの時間は僕らにたくさんの気づきをくれます。

「主語誰問題」
こども家庭庁が設立され、
これからは「こども自身の意見」を尊重しながら未来の社会を創っていくわけですが
医療的ケア児は・・・
ちょっと油断すると
親が主語になっていたり、
医療者が主語になっていたり、
病気が主語になっていたりして、
本人の気持ちはどこにいった??
という「主語誰問題」が起きがちです。

13年間、医療的ケア児に関わってきて
言葉を発さない、まるで寝ているよう、なんの反応かわからない、それは反射的な動きでしょ
という
大人が理解できないこと=発信していない
とされてきた子たちからの、
発信に気づく場面が多々ありました。

すべてのこどもたちが、
自分のことを発信しているし、自分のことは自分で考えたい、そして決めたいと思っている
と、信じられるようになりましたし、信じなくてはならない、と痛感しています。

発信できていないように見える、こどもたちの課題、なのではなく
着信できない、信じることができない、大人や社会側の課題、なのだと。

私たちの現場でこどもたちから気づかされることを、しっかり発信していきたいと思います。

この子らの持つエネルギーで社会の隅々までを照らしていくのだ。



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