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15年ぶりの従兄弟との再会

昨日、父方の従兄弟に会い、ごはんを食べた。実に、15年ぶりとかくらいだった。小さい頃はよく会っていて、兄弟のような関係性だと思っていた記憶がある。従兄弟と会えるというのは、妙にイベント感が高くて、当時、父方の家に遊びに行ったときは、母親はすぐ帰っても、残って数日家に入り浸っていたような気がする。

親の離婚で母側に引き取られた自分は、父方との関係が崩れてしまい、そこから15年くらいは会えていなかったということになる。
facebook/Instagramでなんかの拍子につながったことがきっかけで今回の会合となった。

もうはっきり言って、何もお互い覚えていなかった。現況やこれまでの遍歴などを話すだけで時間が過ぎ去っていった。お互い酒を飲みながら、家族や仕事の話をするようになった、その事実が妙に違和感を残した。小学生くらいの記憶からぶっ飛んで、今になったわけであるから当然である。

従兄弟は子供ができて、仕事もがんばっているような感じだった。一方で自分はその辺は全然ダメで、のらりくらりやっているように思う。別に他人と比較してもそういう対比にはよくなるし、なんとも思わなかったが、従兄弟と比較すると、なぜか妙に自分は子供のままなんじゃないかと感じた。自分の自由がなくなるのが怖くて、進めていないが、一方の従兄弟は、仕事も子供のためとはっきり明言していた。
若くいたいが故に、ロン毛にしていたり、奇抜な恰好をしているのを少し誇らしくしていたが、急に自分の容姿も大人になりきれていないだけなんじゃないかと恥ずかしくなった。
会えたこと自体、むちゃくちゃうれしかったが、そういう意味でも会えて本当によかった。

会合の後、写真を撮って、母親に共有すると、「仲良くしてくれてうれしい」と返信があった。母親も自分の離婚という決断で子供になんらかの影響を与えていることを悪く思っていたのだろうか。今回の会合は自分がシンプルに従兄弟と会いたかったということで実現したが、その影響というか、効果みたいなものは結構大きかったのかもしれない。
会合中に、従兄弟の両親ともライン電話で会話したが、すごく喜んでくれていた。また遊びに来てとも言ってくれた。
離婚という紙面/法律的な家族関係の決壊は、心理的なそれを表さないのではないかと思った。(当人たち以外は特に)

今度は父方のおばあちゃんや従兄弟の子供にも会いに行こうと思う。

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