60枚ハイランダー限定身内大会レポ
2023/12/2に身内の遊戯王Discord鯖いくつか合同で開催された大会に出場して全4回戦を全勝し優勝したときのレポート
大会概要
まずは大会概要
レギュレーション
デッキは60枚固定
メインデッキ・EXデッキともに同名カードは1枚まで投入可能
マスターデュエルの12/2当時のリミットレギュレーションで制限カードはすべて禁止
対戦形式はスイスドロー
トナメル
ニコ生
使用したデッキ
画像だとダイアが制限カードになってるけど大会当時は無制限
これは誰が何と言おうと斬機デッキです。
先攻では当然3素材超階乗+αを狙うのだが、1枚しかないサーキュラー（とサーチカード2種2枚）に頼るのは無理があるしそもそも斬機を安定して引けるかどうかも怪しいので素引きには期待せずどんな初手でも高い確率で展開できるような構築にする。つまり早い話がサーキュラー登場以前の斬機にサーキュラーを加えたような構築である。
基本展開は以下の通り。フィールドに3体サイバースを出せる手札から
手札サイバースを2体を召喚権を使ってもいいので出しリンク・ディサイプル（以下ディサイ）とリンクディヴォーティー（以下ディヴォ）をリンク召喚
ディサイ効果でディヴォリリース 1ドロー1デッキ戻し
ディヴォ効果でトークン×2を特殊召喚
ディサイとトークンでサイバースウィキッド（以下ウィキッド）をリンク召喚
トークンでベイルリンクス（以下ベイル）をリンク召喚
ウィキッドチェーン1ベイルチェーン2 ベイルで転生炎獣の聖域サーチ ウィキッドでナブラサーチ
手札サイバースを1体出しベイルと合わせてコードトーカーインヴァート（以下インヴァート）をリンク召喚
インヴァートの効果でナブラ特殊召喚 ナブラ効果でインヴァートリリースしデッキからダイア特殊召喚
ナブラとダイアでダランをエクシーズ召喚 効果でサーキュラーサーチ
サーキュラーで誰か斬機を落として自身を特殊召喚
ダラン効果で自身をリリースして墓地斬機を特殊召喚 サーキュラー効果で超階乗サーチ
誰か斬機でリングリボーをリンク召喚
結果：ウィキッド リングリボー サーキュラー 手札超階乗 墓地斬機3種
となる。つまり、基本展開成立のためには（基本的に）手札からサイバースを3体出せればよい。例えば、初手が展開札がライブツインキスキルとバックアップセクレタリであと全部誘発みたいな場合でもキスキルが召喚権を使って2体分のサイバース、バックアップセクレタリで1体分になるので展開成立できる。
この「召喚権使って2体分のサイバースになれるサイバース（以下2体分サイバース）」と「手札から自身を特殊召喚できるサイバース（以下ssサイバース）」がサイバースには豊富に存在するのでこれらをデッキにたくさん入れて安定して展開を行えるようにしている。
2体分サイバースとssサイバースが1枚ずつあれば展開成立はできるが展開札が平均2枚だけ来るような枚数に調整すると2体分サイバースだけ2枚とかssサイバースだけ2枚とか偏って展開成立しないこともあるので、平均3~4枚展開札を引けるようにデッキの展開札を60枚中40枚にしている。（展開札の種類をこれだけ探すのめっちゃ大変だった…。モンスターだけじゃ足りないので蘇生系の魔法カードなどで展開札を水増ししている…）
また、展開成立後に次の自ターンの展開札が乏しくなりがちなので展開札を次の自ターンに余らせることも重要である。
その他雑記
先行展開でフィールドに残すサーキュラー
サーキュラーは上記の先行展開では超階乗の特殊召喚に反応してサーチを行えるのでフィールドに残したままターンを返す。
今回のレギュレーションではダイア2枚目を入れることができず、相手ターンのウィキッドのサーチが弱いのでその補強で斬機方程式をサーチする。
ウィキッドのサーチをしなくてもいいときは破壊されないようにウィキッドのリンク先に出す。
先攻2ターン目も方程式発動でダイア蘇生することでサーキュラーの3回目のサーチで帰納法を手札に加えつつ、無効効果持ちのマグマをシンクロ召喚し想定外の妨害に備えることができる。
転生炎獣の聖域
サーキュラー登場前の斬機ではウィキッドのリンク先にベイルを特殊召喚しウィキッドへのうららをケアできるという理由で採用していたが、今回の構築ではそれ以外にうららを受けるところがたくさんあるのでこれはあまり関係ない。
じゃあなぜ採用しているかというと、主に手札コストでマイニングや後述のファイアウォールファントムのためである。
手札の量が手札の質に直結しやすい今回の構築では手札を減らさないことがかなり重要で聖域をサーチすることは単純に手札を水増しできる。
また転生炎獣スピニーを出すために転生炎獣モンスターを出す必要があることがあるのでExデッキ的にも比較的無理がない。
ファイアウォールディフェンサー
ファイアウォールディフェンサー（以下ディフェンサー）は召喚してリンク素材にすることでファイアウォールガーディアン（以下ガーディアン）になれる。ガーディアンはリンク素材にすることで自己蘇生ができるので、2体分である。つまりディフェンサーは自身を合わせて3体分となりこのデッキの1枚初動となれる。
が、このデッキは常に3~4枚の展開札を引けるので単に展開量が多いだけの1枚初動はそれほどうれしいことではない。（ちなみにサーキュラーはニビル圏内に入る前に3素材超階乗をそろえられるのでうれしい1枚初動である）
ディフェンサーが真に強いのはファイアウォールファントム（以下ファントム）を絡めた展開をできるからである。
ファントムはリンク素材になると手札コスト1枚でサイバネット魔法罠をサーチでき、墓地効果でエンドフェイズに墓地のサイバースをデッキに戻すことができる。
つまり、ファントムを展開にからめることでサイバネットクロスワイプをサーチし使用したダランを戻すことで3素材超階乗に1回なんでも破壊の妨害を追加でき、かつ次の自分のターンにダランを使用できる。
2回目のダランを使用できることは、アディオンサブトラをサーチして展開札を増やしたり墓地にあるナブラを蘇生してファイナルシグマに向かいやすくしたりと展開成立後の次の自ターンの展開を手厚くしてくれる。
ちなみに、サイバネットコンフリクトは発動できる展開をするのにサイバース4体分が（たぶん）必要なので不採用。
バランサーロード（以下バランサ）
サイバース専用召喚権を追加し、除外時効果で手札のレベル4以下のモンスターを特殊召喚できるつまり手札から2体分モンスターをフィールドに出すことができるモンスター。
サーキュラー登場前の斬機では頻繁に採用されていたが、今回の構築では斬機ではないサイバースの中で特に強いカードである。
どういうことかというと、通常召喚できるほとんどの下級サイバース1体とで展開を成立させられるのである。
例えばバランサとマルチプライヤーの2枚から
バランサ召喚 効果で召喚権追加しマルチプライヤー召喚
2体でディサイディヴォウィキッドベイル
ウィキッドコストでバランサ除外 聖域ナブラサーチ
バランサの除外時効果でナブラ特殊召喚
これで、ウィキッド ナブラ ベイル がフィールドに揃いベイルリリースでダイアリクルート ダランエクシーズ召喚と続けられ展開成立できることが分かる。
各試合の内容
そのうち動画にするかも
1回戦
コイントス勝って先行
初手はドロバ ディヴィジョン 幸魂 墓穴 方程式
誘発なかったのでディヴィジョン方程式幸魂を使って先行展開成立(先行展開は略)
ディサイのマリガンでヴェーラーを引いたので自分のサーチの邪魔にもなるドロバを戻す、がハイランダーゆえにサーチを多用する可能性があるので墓穴戻しでもよかったかも
ともかく、ウィキッドリングリサーキュラーに3素材超階乗墓穴と手札ヴェーラーでターンを返す
相手は森羅の施しとジャックインザハンドを発動、が初動がなかったのかモンスターとバック1枚ずつ伏せでエンドしてきたのでエンドフェイズに超階乗開いてラプラシアン
全部はがしつつサーキュラーで帰納法サーチ
次の自分ターン、ドローは荒魂
ラプラシアンとリングリボーでメイジを出してダイア吊り上げ
ダイアとサーキュラーでマグマを出す
荒魂召喚してメイジと荒魂でトランス
トランスでメイジ蘇生してウィキッドメイジで4300アクセス(トランス効果で4800)
全員で攻撃して勝ち
1回戦の所感としては特に危ないこともなく想定通りの動きができた
とりあえず1勝したので全敗の目は消えて一安心(心配性)
2回戦
コイントス負けて後攻
初手はうらら クロックワイバーン マルチプライヤー スモワ サイバネットロールバック
相手は開幕スモワ発動
少し悩んだがハイランダーなので初動のアクセスを封じたほうが効果が大きいと判断しうららで止める
そしたらフュージョンデステニーでデスフェニを出される
その後2伏せエンド
自ターンのドローは方程式
とりあえずスモワ発動 マルチプライヤーはあんまり飛ばしたくないのでクロックワイバーン飛ばしてサーキュラーサーチ(中継は転生炎獣モル)
シグマ落としでサーキュラー発動
シグマ効果にチェーンで相手デスフェニ発動…にチェーンして相手ファントム・ウィング発動
デスフェニに1回破壊耐性をつけつつファントム・ウィングとサーキュラー破壊 自分シグマ特殊召喚
シグマ1体でベイルリンクス特殊召喚(聖域サーチ)
サイバネットロールバックでシグマ帰還
シグマとベイルでウィキッド 方程式でサーキュラー特殊召喚してウィキッド起動 ダイアサーチ
ダイア召喚してダイアとサーキュラー効果発動…にチェーンして相手フォッグブレード発動 サーキュラー無効 ダイアでシグマ蘇生
ダイアとサーキュラーでダラン特殊召喚 超階乗サーチ
ウィキッドとシグマでメイジ特殊召喚 メイジでサーキュラー蘇生
メイジとサーキュラーでトランス特殊召喚 トランスでメイジ蘇生
ダラン効果でメイジリリースして手札のマルチプライヤーを出そうと思ったが間違えてトランスメイジで普通にアクセスを出す…
アクセス効果でデスフェニを破壊(1回耐性あるので2回効果使用)
何かあってとどめを刺せなかった時のためにデスフェニ墓地効果をダランで無効
ダラン自身リリースでマルチプライヤー特殊召喚 リングリにしてマルチプライヤーを墓地へ送りアクセスを10600打点にしてバトル入ったら相手サレンダーで勝ち
2回戦の所感としては斬機ではよくある後攻ワンキルって感じだった
3回戦
コイントス負けたけど先行渡された
初手は転生炎獣スピニー サイバースガジェット ガッチリ ワンタイムパスコード クロスワイプ
サイバースガジェットとガッチリで先行展開成立
ウィキッドリングリサーキュラークロスワイプ3素材超階乗でターンを返す
相手は化石調査を発動しダイナレスラーコエロフィシラットをサーチし特殊召喚
ダイナレスラーのことは全然知らずリンク1を出してくるかと思いリングリリリースでクロスワイプ発動
あとから調べたらダイナレスラーにリンク1はいなかった…ので待ってもよかったかも
相手はゼノギタムを通常召喚、岩石族系のデッキか？悩んだ末に超階乗発動
ラプラシアン効果とウィキッド効果とサーキュラー効果発動
方程式とシグマをサーチしゼノギタムと手札のリバイバルゴーレムを墓地へ送る
相手は手札のサプライヤーの効果を発動してきたのでラプラ効果で止める
相手はそれ以上動けずターンエンド
自ターンのドローはマイニング
とりあえず方程式でダイア蘇生してサーキュラーで帰納法サーチしてマグマを作る
マイニングで聖域捨ててアディオンサーチ
アディオンでマグマの打点をあげつつ特殊召喚しラプラとアディオンでメイジ
メイジ蘇生と手札ワンタイムパスコードでアップデートジャマー出してあとはいつものアプデアクセスで攻撃して勝ち
3回戦の所感としては妨害の使い方にちょっと思うところはあるが勝てばよかろうなのだ
4回戦
コイントス負けて後攻
初手はアーマードビットロン クロックワイバーン 幸魂 ワンタイムパスコード マイニング
相手は1モンスター伏せ1伏せにメルフィーのかくれんぼ発動でエンド
自ターンドローはドットスケーパー
スケーパー捨てマイニング発動でサーキュラー スケーパー自己蘇生
シグマ落としでサーキュラー特殊召喚 シグマ自己蘇生
ワンタイムパスコードでトークンだして、スケーパートークンでウィキッド
シグマでベイル特殊召喚 ベイルで聖域サーチ ウィキッドでナブラサーチ ベイルで聖域サーチ
ナブラ召喚ベイルリリースでダイアリクルート
ナブラダイアでダラン特殊召喚 サーキュラーとダラン発動 アディオンと超階乗サーチ
幸魂を効果で召喚 ダランでリリースしてナブラ蘇生幸魂を手札に戻す
あとは残りのモンスターでメイジアプデトランスでアプデアクセスを作り伏せモンスターと伏せカードを割る
伏せモンスターはトライブリゲードナーベル サーチは許す
伏せカードはやぶ蛇 ダランで止める
攻撃して勝ち
4回戦の所感としてはまず、サーキュラーのサーチ効果はシグマ特殊召喚の時点で使っておけばシグマは除外されないしナブラ召喚じゃなくてダイア召喚にできてうららの危険もなく1体分手数を伸ばせたなあという、結構危うい展開をしていた 妨害がなかったことに救われた…
またメインモンスターゾーンにダラントランスアクセスを最後に並べたせいで超階乗でラプラを出せなくしたのもよくない
4戦通しての感想
全体的にドローに恵まれていてファイアウォールファントムなどの展開に使えないカードを引かなかった
また今回の構築はどの展開札でもだいたい同じ展開ができるのでこのレギュレーションと相性がいいかなって思った。
最後に
ここまで読んでくれてありがとう。
デッキ構築の段階で考えてたけど忘れ去っていることとかもあると思うので気になることがあったらどんどん質問してくださいな。
PS. ダイア返して
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