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TIMEを読む

こんばんは。昨年11月頃より、dマガジンのアプリでTIME誌が購読できるようになりました(全ページではないようですが)。それまで私はFujisanというサービスで断続的に購入していたのですが、今後はdマガジンで全体に目を通したのち、読みこみたい、あるいは長期にわたって保存したい記事があった場合のみ、Fujisan経由で購入してみたいと思います。イングリッシュ・モンスターの菊池健彦さんのように、2週間で全英文に目を通すという離れ技は、私にはできませんが…。

今号の注目記事は、やはりジョー・バイデン氏の大統領就任。世界恐慌真っ只中の1933年に就任したフランクリン・ルーズベルト(FDR)氏の時代と比較し、今日の危機的状況とアメリカ大統領のアクションプラン(agenda)について書かれています。TIME誌の英文はなかなか骨がありますが、私も先人たちを見倣って、久しぶりに丁寧に読んでみようと思います。それでは第1段落だけ…。

When Franklin Delano Roosevelt was sworn in as President on March 4, 1933, a quarter of Americans were unemployed and multitudes were living in shanty-towns. By the end of his first 100 days in office, he had pushed 15 bills through Congress, revamped the financial and agricultural systems, expanded unemployment relief and laid the foundation for economic recovery.

フランクリン・デラノ・ルーズベルトが1933年3月4日に大統領として宣誓就任したとき、アメリカ人の4分の1が仕事に就けていない状態で、大衆は貧民街に住んでいた。大統領職に就いて100日目までに、彼は議会に15の法律を通し、経済と農業のシステムを改正、失業手当を拡充し、経済回復の基盤を築いた。

1行目のswornは、swear(〜を誓う)の過去分詞形で、be sworn in as~で、〜に宣誓就任する、と訳せます。

3行目のmultitudeが、しばしば複数形で「一般大衆、庶民」財産を持っていなかったり、居住環境が悪かったりと、悪いニュアンスで使われることが多いです。また、shanty-townsのshantyは「掘っ建て小屋」のことで、shanty-townとなると「貧民街」を指します。ちなみに、画像はモンゴルのgelです。

4行目in officeは、officeが無冠詞で用いられている点がポイント。具体的に会社や事務所にいるのではなく、「在職中」を表します。最難関大学の正誤問題で出題されたことがあります。また、billは請求書、紙幣などでも使われる多義語ですが、今回は文脈的に「法案」ですね。

5行目のrevampが、やや難単語でしょうか。improveのやや堅い表現で「改良、改正する」です。

以降、読み進めていくとelectorate(有権者)reck(配慮する)rally(集める)flurry(多発する)rescind(無効にする)eschew(避ける)などなど、英検1級レベル語彙が続々登場します。私としては、単語帳で機械的に憶えるよりも、英文で出会ったほうが記憶に残りそうです。この記事を1週間後に見返して、テストしてみましょう(笑)

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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