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半円筒状の

こんばんは。

きょう、職場のイングランド出身の先生が食べていたお弁当に「かまぼこ」が入っていました。その方は部分的なベジタリアン(マクロビオティックに近いでしょうか)で、買ってこられる食事も、肉料理の入っていないものを選んでいるようです。

意外なことに、かまぼこを食べるのは初めてだったようで、彼に「かまぼこ」を英語で説明することになりました。

かつて、小田原にある「鈴廣かまぼこ博物館」で目にしたsteamed fish pasteという表現は見憶えがあったのですが、もう少し詳細な表現はないものかと調べてみました。するとweblioに以下のような英文が。

kamaboko (a semi cylindrical sausage of boiled fish paste)

これには膝を打ちました。日本で育った人の多くが「かまぼこ型」といった言い回しで通じてしまうあの形状はsemi cylindricalと表現するようです。さらに、このsemi cylindricalという英語が確認される資料として『斎藤和英大辞典』が挙げられていました。日本史上、もっとも英語を極めた学者、斎藤秀三郎による、英語好きには伝説(?)になっている和英辞典。なるほど、その表現も納得です。

ちなみに、斎藤秀三郎氏の業績については、同名(ご本人曰く、ご親戚ではないようです)の東京大学大学院教授、斎藤兆史先生の『英語達人列伝』が詳しいです。ぜひ。

話が飛んでしまいましたが、日本食や日本文化を表現する英語は、英語力を磨くのにたいへん効果的に感じます。個人的にも、通訳案内士試験なども視野に入れて、いろいろと学びを広げていきたいところです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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