【麻雀】雀豪列伝２

つづきです。時系列順には意識して書いていますので、だいたいこのあたりは平成元年～4年くらいの感じです。
ついにあのMリーガーも登場！

努力のヒト「坂根秀明プロ」最高位戦

坂根さんは、当時井出洋介先生の一番弟子的な方であったという認識でした。

国立大学出身で師匠の井出さんと共に高学歴、オレたちプロ志望の小僧共の兄貴的存在。

良く知らないオレの事も相談に乗ってくれたり、優しく、賢く、真面目なヒトでした。

SFC吉祥寺にもたまに参加してくれて、坂根さんが来る日は、オレたちも気合いを入れて迎え撃ったもんです。

軽く役満和了って帰っていかれましたが( ꒪ͧд꒪ͧ)

下積みが長くて、当時のプロで坂根さん知らないヒトはいなかったんじゃないかなー

Cリーグ予選になるといつもあと一歩のところで届かなかったけど、ついに最高位戦に入られた時は、感無量だったでしょうね。

あれから30年、元気にされているといーな。

ギャル雀の始祖「河本智彦プロ」最高位戦

河本さんは最高位戦のCリーグ予選で知り合って、当時白夜書房の編集者やってたヒト。

オレはもうC予受験4回目だったので、ちょっと偉そうに初受験の河本さんになにか教えてたような記憶が…。
おっとりした、独特の癒しの雰囲気を持った方でしたね。

日本で初めて「ギャル雀荘」を発明した始祖。

伝説の「ポリエステル100%」

いや対戦はした覚えないんだけど、絶対強いのよ。すぐCリーグプロになってたから。

余談ですが、この時のCリーグ予選の会場で、エラい背の高い目立つオッサンおるなぁと思ってたら「福本伸行先生」だった。

まだ「カイジ」誕生前の。

オレは「熱いぜ辺ちゃん」が好きだったから、すぐわかった。
サイン貰えばよかったなー。

閑話休題

河本さんは劇画の原作もしてました、このマンガ結構好きで当時の単行本、ウチで販売してます良かったらどーぞ

「ファインダー」ほんまりう 原作 河本智彦

いや捨牌の河の色の偏りを目を細めてみたり、マジで実戦に使ってました。
山読みの基本ですね。

一度遊びに行きたかったな…ポリ100。

若手最強「村田光陽プロ」最高位戦

今さら思ったんですが、お名前の字面だけ見ると「田村光昭」っぽいですね。

村田光陽さんは記憶では、Cリーグ予選では何回か当たってて、この年の実技1次試験でも同卓して、「おっぴくん強くなったねぇ」って褒めてもろたの覚えてます。

村田さんはイケメンで手足長くて、所作がキレイで、憧れてたから嬉しかったな。

なんか佇まいが優雅なんですよねー。

後年Wiki見てみたらお母様が女優さんらしくて妙に納得。

村田さんは同年代ではホントに強くて、下積みも長くて、安藤満さんの所にいたかと思ったら、101にいたり、最高位戦にいたり凄い勉強家なイメージでした。

でも愛澤圭次さんとか長谷川喜弘さんとか、この世代の101のヒトはみーんな強かった。
金子さんも飯田さんも101だもんね。
あと忍田さんも。

現在もフリーの麻雀プロとして頑張ってらして嬉しいです。

バブリー「津嘉田三起子プロ」最高位戦

ツカピーさんはさー、とにかくどこにいても目立ってた気がするね。

ボディコンで前髪クルクルで、たまにバブル時代の映像がテレビで流れると、ツカピーが脳裏をよぎります。

とにかく攻撃的な麻雀だったよーな。

強かったです。なんかの大会でボコボコにされて、西遊記軍団の悟空に怒られた覚えがあります。

当時の麻雀界(最高位戦)はまだまだ女性が少なかったので、恋の噂も多くて何かと話題にはなってましたね。

おそらく、布施清恵ちゃんにつづく、最高位戦2人目の女流だったんじゃないかな。

その後「ひよこ組」って団体を作って、故人 ロッキー堀江さんの下で活動していたと認識してます。

ツカピーさんも幸せになっているといいですね。

マムシ「沢崎誠プロ」プロ連盟

この頃は連盟でマムシといえば沢崎さんじゃなくて、「森谷健プロ」だったけどね。マムシの森谷。

今やMリーガーとして活躍されていますが、対戦したのは連盟三段のころ。

1990年9月2日(早見優の誕生日)
第3回最高位戦トーナメントの2回戦で当たりました。

この最高位戦トーナメントはファンサービス的要素が大きい、オープンな大会で、最高位戦選手とプロ連盟、順位戦101、店舗代表アマチュアが集うイベント。

まだこの頃協会はなく、どいーんもイガリンも最高位戦選手で出場。

参加選手
最高位戦Aリーグ

飯田正人最高位
金子正輝
井出洋介
伊東一
久保谷寛
三浦勇雄
新津潔
古久根英孝
坂元俊彦
立川宏

Bリーグ

山根泰昭(どいーん)
小坂淳
大沢健二
徳久英人
新宮豊
吉田賞二
清水昭
阿部清隆
戸出和雄

Cリーグ

嶋村俊幸
岩本光明
五十嵐毅(イガリン)
古川美行
愛澤圭次
長谷川喜弘
岩川聖基
永沼勝
久保国広
小松不二夫
青山史彦
伊藤博
喜多清貴

布施清恵
武則輝海

日本麻雀プロ連盟

安藤満八段
伊藤優孝八段
森山茂和八段
ロッキー堀江七段
古川孝次六段
土田興司五段(ツッチー)
藤原隆弘四段
森谷健四段(前マムシ)
田中幸夫四段
沢崎誠三段(現マムシ)
曽我秀一三段
田中英知二段
原浩明二段
倉原理子初段
金子賢一郎初段
下山道男初段
高橋純子初段

順位戦101

三宅浩一A級

改めて書き出してみると凄い豪華メンツですねー

ここにオレたちアマチュアが混ぜてもろて、楽しかったなぁ。

こんな大会なかなか出れないですよ。

半荘2回打って、1位と2位が勝ち抜けていくシステム。

1回戦
布施清恵ちゃんとオレ含むアマチュア3人。

清恵ちゃんをやっつけて2回戦へ。

2回戦
井出洋介名人、沢崎誠三段、アマチュア強者(このヒト優勝します)、オレ。

井出名人と共に2回戦敗退。

さすがMリーガーそしてトップで勝ち上がったアマチュアの方が後日の決勝で優勝されました。

雀豪列伝３につづく
次回あのレジェンド登場