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買ってよかったもの育児編(3ヶ月)

noteを始めて早1ヶ月…最初のうちは面白いなあ、ためになるなあといろんな記事を読んでいたのだが、そのうち段々と、エンジニアとかクリエイターの皆さんが合理的で上質な暮らしのコツを教えてあげますよ!と食洗機と札束でぶん殴ってくるような独特の居心地の悪さを感じるようになってしまったので、すごすごとツイッターに帰った。

そして久々に育児系の記事でも読むかと舞い戻ってきたものの、10万円の空気清浄機を買ってよかったとか言ってる記事を見て、エンパイアステートビル最上階から発信されているのであろうこの生活レベルと意識の高さに目眩がしてしまった。我が家は古式空気清浄機ことOKアミドを利用して空気の清浄を保っている意識低めの家ではあるが、自分なりに買ってよかったもの(育児編)を考えてみることにした。

1.コンビ肌着(ユニクロ)

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最初にそれを挙げるんか?というベタさ。それくらい買ってよかったの声が多い。

記憶にある限り一番最初に買った育児用品だが、当時は赤ちゃんがあんなにゲボを吐いたり妖怪うんこ漏らしと化すことを知らなかったので、なんと2枚しか買わず、生まれてから慌てて追加注文した。2枚セットで1500円。

西松屋の肌着は5枚セットで2500円くらいなのだが、スナップボタンを何度もつけ外ししているうちにボタン周りの生地がびよんびよんに伸びてしまったり、布の端が丸まったりしてしまう。それに比べて、コンビ肌着は生地もヘタれず、ボタンを掛け違えないように色が変えてあったりして本当に素晴らしい。

2.煮沸のやつ

哺乳瓶の除菌って本当に必要なのか…?オカルトでは?と思いつつ世間の常識に従って購入。哺乳瓶に付く程度の雑菌で体調を崩していたら我が家のような築40年のダーティーハウスでは生存不可能なのであるが、赤ちゃんのためにやれることはやっておく。

おかんの時代は錠剤で除菌していたようだが、これはなんとレンジで5分で殺菌滅菌無菌!効果の有無はともかく、お手軽さという点で素晴らしい。

3.スリング

黒いやつを選ぶとゴミを集める布になってしまうというレビューがあったので、グレーを購入。

エルゴの抱っこひもを予め買って用意していたのだが、2週間検診の時点では赤ちゃんが小さすぎて抱っこひもの中でクシャクシャになってしまい、背もたれ布の中から「キュ~」といううめき声が聞こえてくるという有様。その点こちらは小さなものから大きなものまで対応可。首がすわらないうちは片手で頭を支える必要があるものの、数秒なら両手が使えるし何より装着が5秒で完了する。これは、この紐をこうしてベルトがこうで…とお弁当工場並に工程数が多いエルゴに比べて格段に楽ちんであり、お出かけのハードルを下げてくれる感じがある。

4.ナスのリュック

道行く人に「ナスだ…」と言われること数回。出産祝いでウィッシュリストから頂いたものの、送り主が分からずどなたに感謝していいか分からぬまま便利に使っている。

出産前にでかいショルダーバッグをマザーズバッグとして用意していたが、上記の斜めがけスリングを使用するにあたり、ショルダーとショルダーで旧日本兵コーデになってしまうため、自然とリュックを使うように。こちらは口金がついており、大きく開いて中身が一目瞭然。A4ファイルがゆったり入るので、大量の届を出すために役所に通いがちなシングルマザーには大変便利。中も外もポケットが充実していて、とても4000円とは思えない作り。

5.ダルトン プラスチックトラッシュカン 45リットル

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これは私が一人暮らしの時代から苦楽を共にしてきたゴミ箱で、育児のために買ったものではないのだが、便利なので入れてしまった。

赤ちゃん(0~3ヶ月)は1日に15回位おむつを替える。その度に生まれる10cmのおむつ塊を部屋のゴミ箱に投げ入れていると、あっという間にうんこハウスになる。そこで、おむつ専用ゴミ箱が必要になるわけだが、部屋の隅で眠っていたこれを使ってみたところ、3日分のおむつを全て受け止めてくれるという懐の広さ。蓋付きなので匂いも漏れない。ちなみに1週間分貯めるとフタが閉まらなくなる。

おむつ専用ゴミ箱は入り口が防臭用に狭くなっていたり見た目が独特で、子供が大きくなったら使い道がない。ところがダルトンは見た目もおしゃれで使うシチュエーションを選ばず、排水穴もあるので水洗い可。

ただ、一人暮らし時代にゴミを45リットルためたら生命のワンダーランドが誕生してしまい、近所の公園で泣きながらゴミ箱を洗う羽目になったので、ダルトンの懐の広さに安心せずこまめにゴミを出すことが肝心である。

6.西松屋スタイ

安くて可愛い。無地なので柄々しがちな子供服にも合わせやすい。プリパラで言うとトゥインクルリボンの「シャイニーフリルパニエ」並にあらゆるコーデに使いやすい。ただし吸水性がイマイチなので濡れたらさっさと取り替えるがヨシ。この値段ならいっぱい買えるし。


7.ハンドクリーム

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素敵なお姉さんイタミフ(年下)がくれたのを機に使ってみたら、とても良かった。赤ちゃんがいるとハンドソープで何度も洗うので手がカサカサになりがちであるが、そんな時いい匂いのクリームをつけると、精神状態が「家事に疲れたオカン」から「花の香りがするええ女」に切り替えられてシャキッとする。ハンドクリームをつけた直後に手を洗うことになったとき、比較的ヌルヌル溶けにくいのもいい。

8.生活の木 ルイボス バニラモカ

頼りになる先輩オカン(同い年)から頂いたところ、美味しすぎて1日2リットルくらい飲んでしまった逸品。vapeのバニラリキッドをめちゃくちゃ吸い込んだときに近い、ちょっと焦がしたようなバニラ風味で、砂糖を入れなくてもすごく甘いものを摂取した気持ちになれる。カフェインもないし健康だね。

9.正方形のバスタオル

出産祝いに色々な方からタオルを頂き、我が子はたくさんの優しさに包まれて手足をバタバタさせている。使ってみて分かったのは、正方形だとバスタオルとしてもおくるみとしても使えて大変便利ということである。ただ、自分で買った60×60cmの物はすぐに小さくなって役目を終えたので、90×90cmくらいのサイズがベスト。これもう買ってよかったものじゃなくて貰ってよかったものリストやんけ!

10.エスメラルダ ドーナツ枕

これは赤ちゃんあるあるだが、右ばかり向いて寝ているうちに、頭の右側だけ平らになってしまった。訪れた友人たちにも「独特な形の頭だね」と評され、このまま萩の月みたいな形状の顔した大人になったら困るので、寝ている間に頭の向きを直したりしていた。ところが数秒後には定位置に戻っているので、また逆向きに動かし、またすぐ戻る。このような夜中の不毛な攻防に疲れ購入したのがこのドーナツ枕。

評価は分かれるところだが、我が家の場合は今のところ、右に偏ることなく正面を向いて寝てくれている。赤ちゃんグッズは気を抜くと柄物が集まってしまい空間がちんどん屋になりがちだが、こういう小さなものこそ無地があると嬉しい。

というわけで、ほとんどでかい金額のものが登場しなかった。ベビーベッドはレンタルだし、ベビーカーはまだ持ってないので、高い買い物を決断する機会はまだ先になりそうだ。「大学以外でそんなにお金かかった記憶がない」といううちのオカンの言葉を信じて、質素倹約な子育てをやっていきたい。(年収1億くらいになったら10万円の空気清浄機を買うかもしれない)

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