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駆け出し外科医。手術記録:オペレコ(ope-record)を書いています。 iPadで…

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駆け出し外科医。手術記録:オペレコ(ope-record)を書いています。 iPadで描いたオペレコを投稿していきます。 載せるイラストは全て匿名化(個人名、手術日などは消去)し、勉強用や解説用に編集したもののみです。 公文書の手術記録と同様のものを載せることはありません。

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自己紹介と手術記録(オペレコ)について

自己紹介オペ中です。おぺなかと読みます。おぺちゅうではありません。 地方の病院で外科医として働く医師です。 手術が大好きで外科医になりました。 専門は消化器(胃、腸、肝臓など)です。 担当する疾患は、消化器のがん、腹部救急疾患(虫垂炎、胆嚢炎、腸閉塞、消化管穿孔など)、ヘルニア(いわゆる脱腸)などが中心です。 つまりお腹の手術全般を担当しています。 病気になって不安でいっぱいの患者さんが、安心して手術を受けて、そして元気に帰ってもらえるように日々励んでいます。

    • iPadで描くオペレコ④

      実は1週間ほど前から、主に手術イラスト関連の情報収集を目的にTwitterを始めてみたのですが、ある投稿(残念ながらオペレコとは関係なし笑)に想像以上の反響をいただき医療者・非医療者関係なく多くの方にfollowしていただけました。ある意味、手術のことや外科医のことを世に啓蒙出来たので、嬉しく思っています。暖かい応援も多数いただき本当にありがとうございました。 (一方で、同業からあっさり身バレしてしまい、好き勝手つぶやけなくなってしまったので少しがっかりしている次第です)

      • iPadで描くオペレコ③

        「手術の後にそんな時間かけてオペレコ作る余裕ありません!」 みたいな若手外科医の嘆きをよく聞きます。 たしかに、凝ったオペレコを描こうと思うと、手術時間と同じくらい時間がかかります。もちろんその分、手術内容が頭によく残るのですが、そんなに時間をかける余裕がないのが若手外科医の実情です。 自分も手術直後はくたびれてしまい、翌日や週末にまとめてオペレコを描き上げることがよくあります。全く同じ気持ちです。少なくとも紙で描いてたころはそうでした。手術後にわざわざ紙とペンと色鉛筆

        • iPadで描くオペレコ②

          あけましておめでとうございます。 本日より通常業務再開ですが、当直明けで自分の予定手術もないためnoteをちまちま書いております。 今回も過去のオペレコを載せていきます。 オペレコ紹介病名:腹壁瘢痕ヘルニア 術式:腹壁瘢痕ヘルニア修復術(コンポジットメッシュ15×10cm) 腹壁瘢痕ヘルニアという、お腹の手術後の傷に起こるいわゆる「脱腸」に行った手術です。 手術は主に ①脱腸の穴(ヘルニア門)を太い糸で縫って閉じる ②メッシュを腹壁に固定してヘルニア門を閉じる

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          iPadで描くオペレコ①

          年末年始は大変ありがたいことに大した仕事がありません。 緊急手術がないことを祈りつつ、ゆっくり家に引きこもりたいと思います。 noteの方針ですが、まずは週に1回の投稿を目標に進めたいと思います。 納得の行くオペレコがかけるのがだいたい週に1本程度であることもありますが、その週の執刀症例の数や内容により投稿頻度にムラがでてしまいそうですし。 そのため、過去のオペレコも適宜に載せて間をもたせていくとします。 症例①:横行結腸がん(T3N1M0stageIIIa) 術

          iPadで描くオペレコ①