池袋の中国式フードコート(ガチ中華)に行ってみた!


横浜の中華街まで足を伸ばさなくても、手軽に本格中華を楽しめるスポットが都心にある。探偵も知人に誘われ、昼飲みを兼ねて出かけてきた。
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 向かったのは池袋北口から徒歩1分の場所。1階に昔からある天丼屋さん(こちらも安くて揚げたて!)が入る雑居ビルだ。
 周辺は昔から中国系の人たちが多く、中国系の食材などが手に入る雑貨店が並んでいた。そんなエリアに「中国式フードコート」(ガチ中華)が進出してきたのは、ここ数年のことだろうか。今回訪れたのは、その中でも比較的新しめの「食府書苑」。なぜ「書」なのかというと、ここではフードコートと同じフロア内に中国の書籍を販売する本屋が入居しているからだ。
 知人と一緒になんだかドキドキしながら、雑居ビルの2階に上がると、休日の昼時とあって、先客でわいわいとにぎわっている。みな中国語で会話しており、恐らく日本人の客は我々だけのようだ。
 とはいえ、敷居が高いわけではない。システムは日本のフードコートと同じで4~5店ある店に好きな料理を注文して、あとはレジにお金を払うだけ。クレジットカードに加え、各種電子マネーやバーコード決済も使えキャッシュレスが徹底されている。そこも本場中国さながらなんです。
 探偵が選んだのは、雲南省の伝統料理だという「薬膳汽鍋鳥スープ」。鶏肉がゴロゴロ入った薬膳スープを、セットの茹でもやしと一緒に食べるのが作法のよう。中華料理というと、なんだか油っぽいモノばかりという印象だが、このスープはなんともさっぱり。鶏の出汁と薬膳の香りが絶妙で、一度食べ出したら箸が止まらなくなってしまった。
 追加で頼んだ肉味噌まぜ小米線も絶品。米粉の麺と肉味噌を混ぜるジャージャー麺のような食べ方なのだが、こちらとさっきのスープを混ぜると、なんとも美味い。冷蔵庫でキンキンに冷えた青島ビールを飲みながら、中国の地方都市を訪れたような小旅行気分を味わえる。
 池袋北口周辺には他にも、複数の中国式フードコートがあり、東北から上海、重慶などさまざまな地域の名物メニューが味わえる。さて、次はどこの都市に小旅行に行こうか。探偵の中国食べ歩きはしばらく続きそうだ。

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