第15話 露腸亭日乗 安達太良山&初めての温泉♨️
2024年5月30日
露腸は福島県二本松市にいた。
BGMつけられたら、やっぱこれね
[So we go higher high upon stars]
Athos [feat. tea] Higher, higher (feat. tea)
安達太良山に登り、裏磐梯の温泉に泊まる一泊二日の行程だ。
ストーマになってから初めての宿泊を含むお出かけである。
安達太良山を選んだのは、
ゴンドラを使って容易に山頂まで往復出来ることが一つ。
あと、トイレの関係ね。登山口に洋式トイレ、できればウォシュレット付きがある所が望ましい。
また、昨年の紅葉時期に行こうとしたのだが、天気が悪くて中止したためリベンジの意味もある。
裏磐梯の宿泊はエンリゾートグランデコをチョイス。
東急から経営がかわり、ゆこゆこのキャンペーンで少しお安くなっているためだ。
活動報告
計画
最短は山頂駅からピストンだか、くろがね小屋周回コースを選択。行動時間はピストンより長くなるが、数時間なら問題無くパウチの容量は持つはずだ。
山頂駅→安達太良山→くろがね小屋→黒岳
コースタイムは3時間30分
休憩時間は1時間を想定
歩行距離8km
高低差 登り350m 下り758m
岳温泉のファミマであだたら山ロープウェイの割引券をゲット。
ロープウェイに乗り、9時過ぎに山頂駅を出発。もちろん駅のトイレでパウチをクリアにしておく。
膀胱炎の後遺症でトイレが近いので念の為オムツを装着。
クリアな晴天ではないが、まあまあの天気である。
光太郎の智恵子抄の碑はパス
登山開始から約1時間半。ほぼコースタイムどおりで安達太良山の山頂に到着。
ストーマ造設後の第一座目である。
やったぞぉ〜〜
鉄山分岐からくろがね小屋へ降っていく。
ちょうどお昼休憩の時間で作業員の皆さんが昼寝をしていた。
カップ麺とおにぎりの昼飯。
くろがね小屋は改築中で休業(2025年に再開予定)
トイレがあるのだが、使えないので少し降った場所に携帯トイレブースが設置してある。
協力金必要。200〜500円
使用したものは下山口まで持参して専用の廃棄boxへ捨てる。
専用の携帯トイレを使用。ブースの中で販売しているので、記念に買って帰ればよかった。500円
くろがね小屋から先は退屈な樹林帯の中を降っていく。若干の疲労がありコースタイムをかなりオーバーした。
流石に病み上がりで昼飯休憩後は下りにもかかわらず、かなりのペースダウン。
途中でパウチが気になりだしたが、無事2時半くらいに下山出来た。
数時間パウチの中身を溜め込んでいたので、まずトイレを探してパウチのクリア。
磐梯吾妻レークラインを経由して裏磐梯へ
安達太良山のトイレ事情
ロープウェイの山麓駅と山頂駅にトイレあり。
山頂駅は故障中だった。2024年5月現在
スキー場のトイレなので、ブースは広め。ウォシュレットはなし。
ストーマ対応トイレなし。
前述のようにくろがね小屋の近くに携帯トイレのブースがある。
【携帯トイレブース常時設置について】
岳温泉観光協会
https://www.adatara.jp/
ストーマの利点はブースを使わずに便の処理をできることである。
一般人は樹林帯はともかく、遮る物がない稜線や湿原では何か目隠しが無いと大変である。
初めての温泉
ホテルにチェックイン後、速攻で温泉へ
時間が早いので、そんなに混んでないだろうとの予想通り、他のお客さんは二人程。
パウチの中はクリアしてあるので排泄物はみえないのだが、極力パウチを手で隠して入浴。
やはり落ち着かない‥‥
浴槽の中でパウチが脱落したり中身が出てしまう、ということは絶対にない自信はあるが風呂場でパウチを他人に見せたくない、という心理がどうしても働いてしまう。
これは自分が恥ずかしい、というより他人に不快感を抱かせたくない、という意識が強い。
大きな浴槽の中で横になって、思い切り身体を伸ばす、というのは無理無理無理。
なるべく人目につかないよう、シャワーブースに入り身体を拭いて、脱衣所でそそくさと着衣して退散。
今までは温泉に宿泊すると最低でも三回くらいは入浴していたが、今回はこの一回のみ。
2024年5月30日
露腸は福島県北塩原村にいた。
予定では五色沼周辺を軽くトレッキングと思っていた。
朝7時過ぎから生憎の雨。
ビュッフェの朝食を飽食して、チェックアウトギリギリまでホテルの中で過ごしてから出発。
まず、ホテルからすぐそこの小野川不動滝へ。
ツキノワグマの目撃情報もあるので熊鈴鳴らしながら、雨の中登山道を歩く。
雨降ってるので、諸橋近代美術館へ行きダリを見る。
昼過ぎに雨が上がったので五色沼へ。毘沙門沼周辺を軽く散策。やっと朝飯が消化出来たのでレストハウスで昼食にする。
福島県といったら、ソースかつ丼でしょ!
女房は山菜蕎麦。
※画像はなし
次は磐梯山と思い、八方台登山口を偵察しようと遠回りして帰る。
退院して1ヶ月程たったわけだが、体力の回復具合を確認できた。
入院前の6から7割程度まではいってる、と思う。
と、同時にパウチの耐久性の検証にもなった。長い時間汗をかいた状態でも接着面が弱くなることはなく、また、その後入浴しても何の問題はなかった。
公共の風呂に入浴するのに逡巡するのは、メンタルが弱い、ではなく、面の皮が厚くない、ということにしておこう。
裏磐梯五色沼周辺のトイレ事情
確認出来たところのみ
エンリゾートグランデコ 洋式ウォシュレット
諸橋近代美術館 洋式ウォシュレット
五色沼レストハウス 古め 洋式
五色沼ビジターセンターは改築中で閉館
檜原湖方面に7-11あり
周辺にストーマ対応トイレは無し
検索すると、猪苗代になってしまうが土津神社の公衆トイレにストーマ対応がある。
昨年の秋に訪れたが、紅葉がとてもキレイなスポットだ。
東北道、磐越道のSA.PAはストーマ対応トイレがあるので、猪苗代、裏磐梯にお出かけの際にどうしてもストーマ対応トイレを利用しなければならない、という方は五百川か猪苗代のSAを利用するとよい。
露腸の挑戦は続く。
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