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主力兵器を投入

目前に迫ったエロイカジャパン。
実走を繰り返して、最終的に原田製作所製のsamsonに決定。
Rossinは戦闘能力が高いが、ダンシング時のステムのクランプ部からのキシミが解決できず、今回は使用を見送ることにした。
参戦まで時間がないので、異常の解析は後日ということで、手っ取り早く使用できる機材を使うことにした。

86年型samson


このsamson、製作者である原田氏がそれほど有名でない時代に、福岡まで赴いて製作をお願いした、個人的に非常に思い入れのある自転車。
若かりし頃に酷使したので、モニュメントとして人生最後の一台とすべく、温存するつもりだったが、Rossinの不調で急遽登板と相成った。

Cレコードのクランク


Cレコードのリアメ

フレームの鋼材はコロンバスSLX。
Rossinと同じだが、乘り味は違う。
シッティングではほとんど差がないが、ダンシングでは大違い。
Rossinは、強く踏み込んでも反応がないが、samsonは踏むとバネのように跳ね返ってきて、これがパワーアシストになる。
これは、samsonに限らず、筆者所有のWATANABEにも共通する特性で、改めて日本人ビルダーの優秀さを実感した。
ハイプのバテッドをどう残すかという要素もあるが、おそらくはろう付け時の加熱の上手い下手の違いだと思う。
samson原田氏のろう付けの仕事を見学したことがあるが、氏は、
「鋼材に熱を加えすぎてはいけない」
ということを仰せだったことが印象に残っている。
おそらくWATANABEの製作者である渡辺氏も、同じような哲学をお持ちなのだろう。

海外のビルダーを貶すつもりはないのだが、Rossin とかDEROSAとかよりも、我が国のsamson、WATANABE、vogueとかの方が、遥かに高性能だったと確信する。

主力兵器は決定したが、懸念事項はライダーの脚力。
時間がなくて、ローラー台ばかりでのトレーニングだが、上りで必要な上体の鍛錬が足りてない。

四国犬の竜、紀州犬の剛「しんどいなら、やめとけばいいんじゃね?」

5/11は、午前中に犬たちをペットホテルに預けてから伊豆に向かうので、パレードランに参加できないのが残念。
本番である5/12にすべてを賭けることになる。
果たしてどうなるか…。

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