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チャグチャグ馬コ追っかけ日誌②

2024年のチャグチャグ馬コは6月8日(土)に行われた。

7日(金)に出発場所となる鬼越蒼前神社にて記念撮影会が行われるというので前乗りした。

その後、盛岡市内の各所をまわってきたのだが、前置きが長くなりすぎるので稿を改める。

ここではスタートとゴールとなる各神社について見ていくことにしよう。

■鬼越蒼前神社■

この付近には鬼越坂があり、当社の元宮となる駒形神社があったとされている。

蒼前とは東北地方に伝わる馬の守護神に対する信仰で、「蒼前さま」の名で親しまれている。

この地では旧五月の節句には馬を使ってはならないという禁忌の習慣がある。

伝承によれば、旧五月の節句に野良仕事をしていた馬が暴れ出し、鬼越山の峠で立ち往生したまま亡くなったため手厚く葬ったことに由来するという。

強欲な長者が馬を酷使したため馬の神さまに懲らしめられ没落したという説話も伝えられている。

旧五月の節句に、馬に感謝の気持ちを込めてきれいに着飾って蒼前神社に集まり、やがて盛岡八幡宮に詣でるようになった。

これがチャグチャグ馬コの起こりとなった。

鬼越蒼前神社
チャグチャグ馬コの行列はここからスタートする
拝殿
蒼前さまは牛馬の守護神でもある

ここから2kmほど離れた場所に駒形神社があるという。行ってみよう。

■駒形神社(鬼越蒼前神社跡地)■

鬼越坂と聞いていたけど、急勾配に段差あり
そうきたか

ん? 立て札の奥に気になるものが……

これはクマった
いや笑い事じゃなくて(怖

工事現場があって大型トラックもびゅんびゅん通っている。

クマも警戒して出てこないだろうと希望的観測。いざ参る!

うへえ、きつかった~
なんとか到着
案内板
けっこう重要なことが書いてあるぞ

(馬の)喪中に声あり 「我は蒼前なり、今後、この鬼古里に鎮座し、牛馬の災難を除いてやる」とお告げがあった。

↑蒼前さま、むしろクマの被害をなんとか(祈

社殿は明治24年の火災で焼失していたのか。

で、現在の場所に再建されたと。

よし、戻ろう。怖いから。

■盛岡八幡宮■

延宝8(1680)年、盛岡藩主・南部重信により建立。

火災や風雪被害を受けて再建がくり返され、現在の社殿は平成9(1997)年に立て直された。

拝殿
穏やかな時間が流れていてなごむ

摂社末社はたくさんありすぎるので気になったものをいくつか。

ひょうたん絵馬
いや、絵馬とは呼ばんな
ひょうたんに願い事を書き込んで吊すのだとか
縁結美神社
ここが一番人気じゃないかな
おみくじを結ぶ台がハートマーク型
大黒さん(=大国主命)
そして
恵比寿さん(=事代主命。伝にいわく一言主神)
寿命神
公式HPの境内案内図にはとくに紹介がなかった
祭神が不明だが寿命を定める神=イワナガヒメってこと?
高倍神社
料理の神さまとは珍しい

これだけいろいろそろっていると本当にご利益ありそうな気もするよな。

でも、俺の願いはただひとつ。

最盛期には1000頭を超える馬がこの場所をめざしたという

明日、馬コたちはここをめざしてやってくる。

何の事故もなく、イベントが無事に終了しますように。

[チャグチャグ馬コ当日の模様は③以降で紹介]

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