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知識ゼロから見に行く相馬野馬追④

5月26日(日)。長く熱い一日がはじまった。

原町区の旭公園にて御神輿礼螺奉納(おみこしれいがいほうのう)が行われたのは午前4時。

その後、各地区の騎馬武者たちは所定の場所に待機する。

■09:30 雲雀ヶ原祭場に向かうお行列■

報道によれば、2024年の観覧者数はのべ13万500人(昨年よりも9100人増)。

こちらは早朝に原町区内のホテルを出て、原ノ町駅から小高駅へ電車で移動。

その後は自転車で相馬小高神社と相馬太田神社を経て、祭場に向かっていた。

折りたたみ自転車を担いでの輪行スタイルは得意とするところだ。

相馬小高神社から雲雀ヶ原祭場地までの距離は8.4km。お行列の開始まで十分に間に合う。

だが、悠長に撮影していると観覧客でごった返して祭場に入るのに時間がかかる懸念もあった。

メインの甲冑競馬の開始は正午の予定。

その間、式典の執行や相馬地区に伝わる相馬流れ山踊りなどが披露されるがパスせざるを得ない。

09:50ごろ、先頭の騎馬武者が観覧席前を通過した

2024年は388騎の馬と784名の人員が参加。初陣となる騎馬武者は39名。

最年少は満3歳から最高齢は90歳(出場70回以上!)。選ばれし者とはこのことだ。

撮影ポジションは重要だが、まるで勝手がわからない。

なんとなく有料観覧席の向かい側に陣取ったところ、かなりよかった。

場内のスピーカーからアナウンスが流され、騎馬武者の紹介を行う。

その際に、係員の指示でいったん立ち止まるため観覧客にとっては見やすく、撮影もしやすい。

そういう場所には後から割り込んでこようとする撮影者が現れ、元からいた者とトラブルになる。

毎度ながら、うんざりさせられる光景だ。

先陣を切った馬が戻ってくるときになぜか目が合った
がんばれよ!

行列は間隔をあけながらゆっくりと祭場へと向かう。

馬はおおむね落ち着いているが、中には大勢の観客に興奮気味でまっすぐ歩かず蛇行することも。

観客は行列を横切ったり高い場所から見下ろさないよう注意を促される。

南相馬市長・門馬和夫氏
熱中症などにより公務に支障をきたすリスクを負ってでも、身体を張って地域のイベントを盛り上げようとする姿勢は敬意に値する
神馬登場
牽引者ともども神妙な面持ちで歩いている
馬もちゃんと役割がわかっているのだ。
背中にはためくムカデの旗に心惹かれるものがあった
ムカデの旗は軍師の役回りなのだそうだ
旗の意味がわかれば、お行列はもっと楽しめると思う
子供の騎馬武者
この子、余裕だな。大物の予感
旗だけでなく兜もさまざま
馬の装具もおしゃれである
女性の騎馬武者
この年は31名の参加があった


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