見出し画像

スマホの先生が思う「シニアとスマホの関係」②

こんにちは!
フォネットスクールのサカイです

前回はスマホ講座の受講者は
スマホをスマホとして使っていないから
スマホが使えない
「きっかけ」が必要だ
という話をしました

とはいえ、それが簡単にはいきません

実際のエピソードを交えて
お話していきましょう

さて、これをお読みの方
「音声検索」って
使ったことありますか?

スマホに話しかけて
言葉で検索する機能です

この機能
鉄板も鉄板のネタで
必ずといってもいいくらい
講座では実践してもらいます

受講者の方にも
楽しんでいただける!

しかも使えるようになると
便利なことが多い!

という非常に良い機能なのですが
講座の受講後、受講者の半分以上が

使っていない&忘れている

これに気づいたのは
同じ市町村で2年連続
同じような内容の講座を
実施した際、
前の年も受講された方が
次の年も受講しに来てくれていました
(受講者のことは結構覚えているものです)

こちらは
「あー去年と同じような内容で申し訳ないな…」
と思いながらすすめたのですが…

まー新鮮な反応を返してくれること

「あれ、去年もあんだけ感動してくれてたのにな?」
と、少し探りを入れたところ
きれいさっぱり忘れていた

といったことがありました。
決してこの方がどうこうという話ではなく
この時にこちらのやり方・話し方を変える必要がある
と気付いた出来事でした

どうしてこうなるか

色々考えたり、
受講者に聞いてみたりした結果
わかったことがあります
それは

スマホを使う「用事」がない


ということです。
地域差はあるかもしれませんが

音声検索で「何でも聞けます」といっても
普段の生活のなかで
聞くような用事がない

こちらも講座内で現実味がある
イメージが出来るような
話が出来ていないので

つまり使わない
そして忘れちゃう

ということでした。

そのため、
最近講座では
「皆さんほっとくと忘れちゃうと思うんで」
と半分冗談を交えながら

朝起きたら必ず
「今日の天気は?」
スマホに聞いてください

と伝えています
まずはそうやって
用事がなくても
まずは触ってもらって
慣れてもらう作戦です

正直言うと
シニアの方が
スマホのアレコレを
覚えたりするのは
大変だとは思います

ただ、
「今日の天気は?」が
「きっかけ」になって
さらに興味を引くことを
見つけてくれれば
スマホと仲良く出来るはず

まずは騙されたと思って
スマホに話しかけてほしいな
と、考えながら

スマホの先生を続けております


ということで、今回はここまで
また次回お会いしましょう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?