リーダーパワー、5000と6000の比較考察 ~赤紫ルフィはありなのか?~

ライフとパワーが違うとリソースにどう影響するのか?

第4.5弾でリーダー・赤紫ルフィがでました。3ライフでパワー6000。これまでの白ひげとも混色リーダーとも違う型。通常の5ライフ・5000と比較して有利なのか不利なのかをリソース(手札)差の観点で考察してみたいと思います。
なぜリソースの差なのか?ワンピースカードゲームは究極リソースを競うゲームだからです。リソースがなくならない限り負けません。

多くの試合では双方リーダーへの攻撃が8~12回程度のことが多いです。
(これまでの自分の試合、YouTubeで見れる試合を数えているのでそこからくる感覚値ですが大きくは外していないと思います)なのでここでは計算しやすくするために10回の攻撃があるという前提で話を進めます。
10回の攻撃の内訳は、
同値の攻撃が5回、+2000の攻撃が4回、+5000の攻撃が1回とします。
(+5000攻撃というのは単純に大きな攻撃の例として)
これに対して通常リーダーであれば5回まではライフで受けられるので、5回守ればよいわけです。(カウンターを切る以外にブロックという手段がありますがここでは除外して考えます)

5ライフ5000リーダーの場合
5000 2回受ける、3回カウンター3枚
7000 2回受ける、2回カウンター4枚(2枚×2回)
10000 受ける
計7枚のカウンター札を切らされます。

一方、赤紫ルフィの場合はライフが3しかないので7回守らなければなりません。

6000 1回受ける、4回カウンター4枚
8000 1回受ける、3回カウンター6枚
11000 受ける
計10枚のカウンター札を切ることになります。

しかしもちろんこれを単純比較することは出来ません。
攻撃側に求められているパワーが1000違います。
このため10回攻撃を実現するために攻撃側は合計10000のパワーを前者より多く使っています。ドンに換算すると10枚分。
試合が平均8ターン目で終わるとして、(ドン加速やドンを戻すは考慮せず)先攻だと計55ドン、後攻だと計60ドンなので、その中で5000リーダーを相手にするより10ドン分余計に使わせれることになります。(先攻だと18.2%、後攻だと16.7%に相当)

実際には、6000リーダーを相手にする場合、攻撃回数が減ることになり、上記のようなシミュレーション通りにはならないです。
より具体的に5Tまでをライフ1で終える前提でシミュレーションしてどのようになることが多いのか、見て考察していきましょう。

パターンA

まずは通常の5000リーダー同士だと(後攻目線で)
2T 4ドン リーダーに攻撃、4ドンで5000キャラ展開
3T 6ドン リーダーと5000キャラで攻撃、6ドンで7000キャラ展開(その後5000キャラはとられたとする)
4T 8ドン リーダーと7000キャラでそれぞれ攻撃、8ドンで10000キャラを展開
5T 10ドン リーダー、7000キャラ10000キャラでそれぞれ攻撃、10ドンでキャラ展開

同値攻撃 5回、+2000攻撃 2回、+5000攻撃 1回
キャラ展開に使ったドン 合計28ドン

パターンB

6000リーダー先攻 VS 5000リーダー後攻
リーダーへの攻撃を優先する場合
2T 4ドン リーダーに1000つけて攻撃、3ドンで5000キャラ展開
3T 6ドン リーダーと5000キャラにそれぞれ1000つけて攻撃、4ドンで5000キャラ展開(その後5000キャラはとられたとする)
4T 8ドン リーダーと5000キャラにそれぞれ1000つけて攻撃、6ドンで8000キャラを展開(その後5000キャラはとられたとする)
5T 10ドン リーダー+1000と8000キャラで攻撃、9ドンでキャラ展開

同値攻撃 6回、+2000攻撃 1回
キャラ展開に使ったドン 合計22ドン

パターンC

6000リーダー先攻 VS 5000リーダー後攻
キャラの展開を優先する場合
2T 4ドン 4ドンで6000キャラ展開、攻撃なし
3T 6ドン 6000キャラで攻撃、6ドンで8000キャラ展開(その後6000キャラはとられたとする)
4T 8ドン リーダー+1000と8000キャラそれぞれで攻撃、7ドンで8000キャラを展開
5T 10ドン 8000キャラで2回攻撃、10ドンでキャラ展開

同値攻撃 3回、+2000攻撃 3回
キャラ展開に使ったドン 合計27ドン

整理すると

※5T終了時ライフ1の前提

となります。パターンBの場合、パターンAよりも2枚多くカウンター札を切らされてしまいますが、その分相手のキャラ展開は大幅に遅れます。パターンAと同等のキャラ展開をした場合(パターンC)、カウンター札は1枚多く切らされることになります。そもそもライフから得られるリソースが5枚対3枚と2枚違うので、それも加味するとトータル3枚リソースが少ないと捉えてよさそうです。

つまり赤紫ルフィの是非は、リーダー効果とデッキリソースが2倍になることを加味し、リソース3枚分の価値があると判断した場合は使っても不利にはならないのではないでしょうか。

通常の混色リーダーとの比較は?

通常の混色リーダーは4ライフ・パワー5000です。パターンAと比較すると守らなければいけない攻撃が1回増えるのでリソースが1.5枚マイナスとなります。またそもそものライフが1少ないので合計で2.5枚のリソース差となります。となると赤紫ルフィのほうが通常の混色リーダーよりもリソースが0.5枚分少ないことになります。

第5弾の黄エネルはどうなのか?

ライフ4・パワー5000の黄エネルの場合はどう考えればよいのでしょうか?
こちらは先ほどの混色リーダーと全く同じ条件なので、2.5枚分のリソース差です。ただし混色リーダーはリーダー効果の差と共に選択できるデッキリソースが2倍になるという恩恵があります。
一方、黄エネルはデッキリソース2倍という恩恵はなく、単純にリーダー効果の強力さだけでこの2.5枚分のリソース差を背負うことになります。(リーダー効果でも手札を1枚捨てるとあるのでなかなかきついのではないかと思います。。)

まとめ

まとめると上記のようになります。リソースとデッキソースの観点で見ると、
通常混色リーダー ≧ 赤紫ルフィ > 黄エネル
となります。(6T以降を考えると6000リーダーのほうがカウンター要求値が1000少ないので差が縮まるはずなので≧としました)
黄エネルがやや厳しそうですね。
ただかつて白ひげがそうであったように、リーダー特性に合わせたデッキと戦術が開発されれば大きく化けする可能性がもちろん残されています。

第5弾の発売は8/26、本当に楽しみですね~

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