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(がんばれとは言いたくないけど、)がんばれ、2年生!!

うちの子が小学2年生になった。

春休みになる頃、クラス替えがあるのかどうかも分からず、尋ねても知らないの一点張り。
(母の私としては、職場の同僚からこの学校は毎年クラス替えがあるという情報を得ていた。)

いや、初めてのクラス替えを経験するわけだから、何かしら説明を聞いてるのではないかと思いつつ、本人の知らないという主張を尊重しながら、クラス替えがあるだろうことを伝えておいた。

たぶん、考えたくなかったのだろうな、と思う。
外では目一杯緊張して過ごしている様子だし、初めてのこと、慣れないことは苦手で、この話題に触れること自体がプレッシャー。
クラス替えについて、期待も不安も、始業式の前日の夜まで口にすることはなかった。

始業式の前日の夜に出てきたのは、
「緊張するから行きたくない」
「緊張するからいっしょについてきて」
「学童で知っている子がいるから大丈夫だよね」
ということ。
不安とそれを打ち消すような自分に言い聞かせる言葉。

私は、そうだね、と肯定しつつ、
「でもさ、初日をパスしちゃうと余計に緊張しちゃうかもよ」
ということを伝えて、いっしょに行くかどうかは決めなかった。
どちらにせよ、車で送ってほしいと、当日の朝に言うだろうと思っていたので、車から降りていっしょに校門をくぐるかどうかはその瞬間に決めたらいいと考えていた。

当日の朝は、予想どおり車に乗り込み学校に向かった。
学校近くに車を停めたら、いつもどおりに車を降りていった。
残された私にできることは、もう祈ることだけ。
知っている子がいますように。
休み時間に喋れる子がいますように。
良い先生に当たりますように(良い先生って何だ)。

帰宅後にクラスのことを聞いてみたら、同じ保育園だった子がたくさん。
学童でよく遊んでいる子が一人。
私からしたらホッとする展開だと思ったのも束の間。

先生は新規採用らしい。
その先生の自己紹介を遮って騒いだ子が二人。
これはちょっと前途多難な展開を予想してしまった。
先生、がんばって!と応援するしかできない。

それからは、自己紹介の練習をしてみた。
「家ではリラックスして話せるのにな」と言いながら考えていた自己紹介の内容が興味深い。

「名前は◯◯◯◯です。
好きな食べ物はいちごです。得意なことは算数です。苦手なことは発表することです。だからこの時間が嫌です。」

これ、本当に教室で言えたら最強だ。
言えないだろうけど、こんな風に自分のこと認識してるんだな、と少々複雑な気持ちにもなる。

こんな幕開けの2年生。
きっといろいろあるんだろう。
まあ、ほどほどにがんばれるうちはがんばることにして。
がんばれなくなるんだったらまたどうするかはそのとき考えたらいい。
受け入れることと受け入れられないこと、これも変わってくるだろう。
子どもはバージョンアップしていくはず。
それに私はついていくだけ。
壁が見えてきたらいっしょに悩もう。

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