祖母とのお別れに際して
最近、祖母が亡くなりました。
90歳を超えて、施設に入所していたものの、最近は入院加療するようなことはなく過ごしていたようです。
元々、心臓に持病もあったのですが、最期は寝ている夜中に、ということだったので、穏やかに旅立ったとのことでした。
私は祖母とは飛行機の距離で離れて暮らしていて、年に一度会えばいい方でした。
田舎のおばあちゃんらしく、会えばたくさん食べることを勧める祖母でした。
そんなわけで、居住地とは離れた場所で、納棺の儀から葬儀までの一連の儀式に参列しているわけですが、何だかこちらの儀式では故人との距離が近いように感じました。
セレモニー会館のようなところでの式とは言え、田舎の風習を残したそれに時折驚く場面もありましたが、旅立ちのお見送りを実感するような時間でした。
お盆やお墓参りの風習も大事にされていて、そういうものとは遠いところで過ごしてきた私にとってはこれまではあまり理解しにくいことでしたが、これだけ故人に近いお見送りをするのならば、その後も密接につながっているのかもしれないと、素直に思いました。
これもまた私が生きている時間において大切な時間となりました。
今までどうもありがとう。
どうぞ安らかに休んでください。
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