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もくもく会とタイピングの相乗効果がすごかった話

うちの子は、発表しない、発言したがらないというのが代名詞だったのだけど、ようやくちょっと変わり始めたという気がする。
それは、タイピングという手段が手に入ったからかもしれない。

うちの子がどれだけ発表しない、発言したがらないかというのは、これまでにもnoteに書いてきた。

どうにもこうにもやきもきして、必要のない叱責をしてしまったこともある。
特に、オンラインの習い事「そらぱれ」では本当に悩んだ。
オンラインだからこそ、発信しなければ分かってもらえないのに。
何で手を挙げられないんだろう、何で訊かれたことも答えられないんだろう。
分からないことを分からないと言わないのはなぜなんだろう。

でも、「そらぱれ」は根気よく寄り添ってくれた。
挨拶だけはみんなと同じように声をかけてくれて、あとは無理に当てたりはしないようにしてくれた時期もあるし、返事が返ってこないのを承知で声をかけてくれたこともある。
答えが言えなくても、指定された言葉を返せたらそれでよしとしてくれたこともあった。
そんなことを亀の歩みで進めていた数か月。
ついに転機は訪れた。

それは、もくもく会とタイピング練習のコンボ企画。
「そらぱれ」では、黙々と自分で決めたことを取り組む時間を設けてくれている。
それが「もくもく会」だ。
実は、春に「そらぱれ」の代表のうめちゃんと面談したときに、話すのが苦手なら書くのはどうだろう?タイピング強化月間を設ける予定があるのでがんばってみましょう、とお誘いを受けていた。
それまでも、中学生講師のなぎさまる先生が教えてくれるタイピング講座を楽しんでいた経緯もあって、私としてもこの流れはもしかしたらいけるかもしれない、と少し期待した。
そして何より、もくもく会という話さなくてもいい空間は参加へのハードルを下げられるし、それでいてそらぱれ生との仲間意識も作りやすい。
また、講師の皆さんとも顔を合わせる回数を増やすことができる。
まず、「そらぱれ」にこれまで以上に馴染めるチャンスがやってきた。

そして迎えたタイピング強化月間。
こちらの目論見どおり、うちの子はタイピングにハマった。
アルファベットはかろうじて読めるけど、ローマ字は知らない。
それでも、ホームポジションに手を合わせてキーボードの位置を覚えた。
今は、何となくローマ字の一部を覚え始めたところだけど、何と自らキーボードを打ってチャットに参加するようになっている。
そして、Discord内に個室も作って、自分が伝えたいことを時々書くようになった。
私にとってこれはかなり衝撃的なことだった。

この子にも発信したいことがあったんだ、発信できることがあったんだ、ということに純粋に驚かされた。
これまで、声に出して話せなかっただけで、書くという手段を手に入れたら、これまで出せてなかった内面を出すようになった。
他の子に比べたらまだまだだけど、他と比べるものでもない。
伝えたいことが伝えられるようになってきてるのだったらそれで充分だ。

ここまでたどり着いたのは、「そらぱれ」の運営、講師の皆さんのおかげだ。
気にかけてくれる大人がいて、何やら普段触れたことのないようなすごいことを教えてくれる大人がいる。
そして、そういう大人が子どもが発信していい場所を作ってくれている。
一見すると何がどうつながっているのか分からないけれど、我が家の中ではこうやって「そらぱれ」の仕組みがきちんとつながっている。
まだまだ「そらぱれ」から学んでほしいことはたくさんあるけれど、きっと学んでいくようになるんじゃないかな、と思える。
今日も、以前に操作が難しくて挫折したので避けていた講座に、見学だけだけど参加できた。
(ただし、途中で疲れて眠たくなって離脱した)
これも、実は大きな進歩で。
すこし興味が出てきたのかもしれないと思うとちょっと嬉しい。
(「そらぱれ」では講座に参加しなくても見学もOKとしてくれています。そんなふうにハードルを下げてくれるとありがたいです、ほんとに)

タイピングが少しずつできるようになるにつれて、「そらぱれ」での様子も変わってきた。
まだまだ進んで発言はしないけれど、訊かれたことに答えたり、作品を講座中に共有したり、Discordの個室に貼ってみたりしている。
今まではそれすら嫌がっていた。
(講座中に共有することは今でも抵抗がなくなったわけではないけれど)
こうやって、ペースはだいぶゆっくりだけど、少しずつ変わっていけるのだと思う。
あとは、「そらぱれ」を信頼していっしょに伴走するのみだ。

こうして少しずつ、ほんの少しずつの変化だけど、それに寄り添ってくれる「そらぱれ」。
そんな「そらぱれ」が夏の期間にもくもく会をお得に体験できるキャンペーンを行うみたいです。
詳しくはぜひホームページを見てくださいね。

そして何と、無料体験もあるみたいですよ。
うめちゃんのXもチェックしてくださいね。


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